【子育て疲れ】パートナーと上手く乗り越えるには?疲れの原因とその対処法

どんなに疲れていても、子どもの笑顔を見ると疲れが吹き飛ぶ!」そんなフレーズを、耳にしたことはありませんか?

子どもの可愛さを表現したフレーズですが、場合によっては、この言葉に当てはまらないことで、自分を責めたり、辛くなってしまう時があります。

小学3年と年長さんの姉妹のママとして、今ではすっかり「胆っ玉母ちゃん」感を醸し出している筆者も、これまでに度々、「子育て疲れ」に陥りました。 

「他のママはみんな楽しそうに子育てしているのに、どうして自分はこんなにいっぱいいっぱいで、心が削られているのだろう」と無力感を感じて涙した日もあります。

本記事は、私と同じように、子育てに疲れたパパやママが、肩の力を抜いて、《 家族も自分も幸せになれる育児 》を目指すきっかけになれるよう、対処方法や様々なご家庭の「困りごと」をご紹介します。

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子育て疲れの原因は?

「子育て疲れ」に陥る原因は、お子さんの性格やご家庭の生活スタイルによって様々

まずは、どんなシチュエーションのお家でも、それなりに子育て疲れになる原因が潜んでいるという例として、いくつかの原因に基づくエピソードをご紹介します。

原因1:ワンオペで心身共にクタクタ

  • 6歳4歳のお子さんを持つ、パート主婦Aさんは、ご主人が仕事で多忙なため、ほとんど協力してもらえず、ワンオペ状態。家事に仕事に子育てに、とバタバタ過ぎていく毎日に、心身共にに疲れてしまい、子どもに八つ当たりして後悔することも。
  • 3歳と0歳のお子さんを持つ専業主婦のBさんは、四六時中子どもと過ごす毎日に疲れを感じています。ご主人は帰りが遅く、ほとんど話もできないため、社会から取り残されているような強い孤独感を感じています。

どちらのケースも、子育てを一人で行なっていることからくる、精神的・肉体的な疲れが原因になっているようです。

ちなみに、この「Bさん」の話は、私自身のエピソードです。

結婚を機に引っ越した家の近所には、まだ友達どころか知り合いもおらず、狭い生活エリアの中に閉じ込められているような、閉塞感と孤独感に押しつぶされそうな感覚で暮らしていました。(そこからどんな風に持ち直したのかは、このあとの対処法の項でご紹介しますね。)

原因2:「理想の育児」に縛られてイライラ

  • Cさんは、2歳のお子さんを持つ専業主婦。周りの先輩ママ達や、自分の子どもの頃の母のような、家事も育児も完璧なママになりたくて努力しましたが、理想通りにできない自分に嫌気がさして、毎日泣いていました。
  • 0歳のお子さんを持つ育休ママDさんは、母乳育児にこだわるあまり、母乳が足りていないことが自分へのプレッシャーになっています。スマホでの情報収集も止まらなくなって、寝不足→また母乳が出辛いという負のループに疲れを感じているのだとか。

「こんな風にしたい」という理想を持つことは、もちろん悪いことではありません。

しかし、思い通りにならないことの方が多い育児においては、その理想が子育て疲れの原因になってしまう場合もあるようです。

原因3:ストレスなど子ども側の問題

  • Eさんが子育て疲れの原因として挙げたのは、息子さんのかんしゃく。家事や朝の準備など忙しい時間にスムーズに作業ができないことがストレスになっています。お子さんのかんしゃくの原因を考え、なるべく優しく対応したいと思っているのに、怒鳴ってしまう自分が情けなくなり、子どもの寝顔を見て後悔する日々が続いています。
  • 3人のお子さんを持つFさんの悩みは、1年生の長女が嘘をつくこと。宿題をした、と言って本当はやっていなかったり、自分がやったことを0歳の弟のせいにしたりといった、些細な嘘ですが、嘘をつかないで、という同じ内容で毎回怒ることに疲れを感じています。

子どもにも、環境の変化や日々のストレスがあり、その反動で一時的に「扱いにくい子」になる場合もあります。

子どもの困り感を考慮して対応してあげるのが一番ですが、自分に余裕がなかったり、何度も同じことが続くと、イライラして疲れを感じてしまうようです。

子育てに疲れた時の対処法

先ほどあげた「原因」を元に、それに対する対処法として考えられる例をご紹介します。

もちろん、どの家庭にも当てはまるわけではないと思いますが、一例として参考にしてみてくださいね。

対処法①:ワンオペを解消する

パートナーやファミサポなど、部分的にでも周りに協力を頼めると、少し余裕が出来てくるかもしれません。

例えば、

  • 習い事の送迎はファミサポさんに頼む。
  • 朝ごはんはパートナーに準備してもらう。
  • 託児などの一時預かりを利用する。
  • ママ友と協力しあって、食事の準備をする間、自宅で子ども同士を遊ばせる日を作る。

など、当然のように一人で行なっていることが、案外誰かに協力を頼める部分になるかもしれません。

次の項目で、パートナーに対して行なってみてほしいことなどをまとめるので、そちらも参考にしてみて下さいね。

誰かを頼るのは、自分の弱さを認めるようで無理、恥ずかしい!というママもおられますが、周りをうまく頼って自分の負担を軽くさせることも、一種のスキルでもあります。

 ちなみに、私のワンオペを解消してくれているのは、時短家電です。
ロボット掃除機や洗濯乾燥機、自動調理器具の「三種の神器(我が家版)」は、今や、家事の面では夫よりも頼りになる私の相棒です。家事の負担が減ったことで、育児にも余裕を持って向き合えるようになりました。
誰かに頼むのは・・・と言う方は、時短家電を取り入れてみるのもいいかもしれません。

 

対処法②:「親」じゃない時間を作る

専業主婦は特に、一日中ママとして過ごすことに疲れる場合があります。

原因1で紹介した私の子育て疲れエピソードも、ママじゃない時間を作ることで解消しました。

私の場合は、在宅でできる仕事を始め、「ママ」じゃない自分自身の楽しみを見つけたことで、スケジュール的には忙しくなったものの、気持ちの面ではずいぶん楽になりました。

好きな音楽を聴いたり、読書をしたりと、少しの時間でも、自分軸でやりたいことをやる時間が取れると、リフレッシュになるかもしれません。

対処法③:完璧を目指さない

「原因」のところでご紹介したCさんによると、完璧な家事や育児を目指すと、出来ないことがストレスになってくるのだとか。

出来なかったことを悔やまず、出来たことを自分で褒められると、日々に達成感が出てきて、「自分にガッカリ」「出来なくてイライラ」が軽減されるようです。

とは言え、完璧を求めてしまうというのも性格なので、価値観を変えるのはそう簡単なことではありません。

「適当にやればいいのに、どうして自分はできないのか」と、また悩んでしまうくらいなら、シッターさんに来てもらったり、家事代行サービス(どちらも補助金が出る場合があります!)を活用して、家事や育児を手伝ってもらうのもいいですね。

また、子育てについての悩みは、自治体が行う子育て相談や、子育て支援センターで相談することができるので、完璧にやりたいのに出来ない、という場合の妥協案や解決策を教えてもらえるかもしれません。

原因3の、子どもの困り感に関しても、相談してみると、目から鱗な回答が聞けるかもしれませんよ。

パートナーに対して心掛けたいこと

本記事を読んでいる方の中には、パートナーが子育て疲れしているのでは、と感じて読んで下さっている方もおられるのではないかと思います。

中には、子育てに疲れている本人は、必死なあまり、自分の疲れを自覚していないケースもあります。

パートナーが、子育てに疲れているのかも、と思われるのであれば、ぜひ以下のポイントを実践してみて下さいね。

※子育て疲れを感じているママ友や、私自身の経験を元に、「こうしてほしかった」「こうしてくれたらいいのに」といった内容をまとめました。そのため、女性目線に偏った意見になっていることを予めご容赦下さい・・・。

話を聞いて共感してほしい

意見を聞いた人達から一番多く聞いたのが、「話を聞いて、共感してほしい」というものでした。

子育てのことを、「他人事」ではなく自分事として、パートナーに一緒に共有してもらうことで、子育て疲れも部分的に共有してもらえるのでは、とのことでした。

子育て疲れはあまり感じていない、というママに聞いてみたところ、やはりパパが子どもの情報やママの困りごとを事細かに理解してくれていることで、心強さを感じているようです。

注意して欲しいのが、子育て疲れを感じている方は、同じ立場で共有しておきたいのであって、他人事のようなアドバイスや決断を求めているわけではない、という点です。

もちろん、「そんなに大変なら自分もこんなふうに協力するよ」という形の決断はありがたいのですが、「そんなに大変なら仕事やめれば?」「気にしすぎなんじゃない?」といった、第三者的な意見は、求められていないシーンなのかもしれません。

完璧を求めない

原因・対処法のところにも書いたように、完璧を求める人は、「出来ないこと」に子育て疲れを感じることがあります。

パートナー側が、相手に完璧を求めず、出来ていることを褒めてくれると、出来なかったことに関する罪悪感やストレスを和らげてくれるかもしれません。

原因のところでご紹介した、母乳が足りていないことを悩んでいたDさんも、ご主人に「こんなに子どものために悩んで頑張ってくれているだけでも、すでに十分いいお母さんだと思う」と言われたことをきっかけに、ミルクを足す決断をしたのだとか。

頑張りすぎている方や、完璧に出来ないことをストレスに感じている方に、できていないことを指摘するのはやめておいたほうがいいようです。

反対に、小さなことでも褒めてもらったり感謝してもらうと、励みになります。

その他の意見

  • 月に一度でいいので、決まった休日が欲しい。(家事も育児も休み。その日を楽しみに頑張れる)
  • 自分のことは自分でして欲しい。(ワーママさん何名かからこの意見が出ました。子育てに疲れている上で誰かのリカバリーをするのはイライラが増すとのこと。)
  • 家事楽家電を積極的に薦めて欲しい。(お値段が高いものもあるので、パートナーから言い出してくれないと自分からは言いにくいそうです。)

といった意見が挙がっていました。

「もっと協力して欲しい」といった意見が出ないのが意外だったので聞いてみると、「期待していない」という方や、「他の協力的なパパを見ると羨ましくなるものの、できる範囲ではやってくれてるし…」と、やや遠慮ぎみなママもおられました。

最大限の協力が出来ているか、もう少し協力できそうなところがないか、検討してみて、パートナー側から提案してあげられると喜ばれるかもしれません。

子どもとコミュニケーションを

私自身、子育て疲れしていた時に、夫が子どもに興味を持っていないように感じたことで、より孤独感を感じたことを覚えています。

子育てを積極的に手伝ってくれなくても、パパなりに子どもとコミュニケーションを取ってくれていれば、ママの孤独感は薄まります。

仕事が忙しくて子どもとゆっくり過ごす時間が取れない、というおうちにおすすめしたいのが、弊社のHamicMIELS。キッズ携帯の安全性とスマホの便利さを兼ね備えた「プレスマホ」は、親子のコミュニケーションにもぴったりです。他の人と子どものやりとりを、管理者(ママ)が見ることができるので、パートナーとお子さんのやりとりを見守ることで、ママの精神的なワンオペ感が薄まるかもしれません。

最後に

子育てをしている上で、一番大変なことは、「自分軸で動けないこと」だと何かの本で読んだことがあります。

確かに、子どもに合わせたスケジュールで生活を送っていると、つい自分のことは後回しにしてしまいがちです。

子育て疲れを経て、楽しく子育てに向き合えるようになった私が、今辛いと感じているみなさんに言いたいのは、辛い時こそ、自分自身を大切にして欲しい、ということ。

どんどん追い詰められていくような感覚になる日もありますが、そんな辛い期間も、乗り越えてみれば懐かしい思い出に変わります。

私自身も、育児に悩む日や辛い日もありますが、そんな時には、思い出に変わっていった辛かった過去を励みに、これからも乗り越えていきたいと思います。

周りを頼ったり、暮らしの中に楽しみを見つけたり、自分を甘やかしたりして、とりあえずの「今」を乗り切りましょう。

頑張るパパ・ママの「子育て疲れ」が、少しでも軽減されるよう、願っています。

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