子どもの行方不明事件は他人事ではない?もしものときにすべきことと未然に防ぐ方法

みなさん、こんにちは!

はみっく編集部のママライター・5歳と1歳を育てる2児の母、めぐです。

今回は、子どもが行方不明になったらどうしようと不安に思っている保護者に向けて、行方不明になった時にすべきことと、未然に防ぐ方法についてまとめました。

大切な子どもを守るために保護者がやれることを考えていきましょう。

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子どもの行方不明事件は他人事ではない

年間の行方不明者の人数や実例を見ると、「行方不明」はひとごとではなく、どこの家庭にも起こり得ることなのだとご理解いただけるのではないでしょうか。

年間どのくらいの数の人が行方不明になっている?

警察庁生活安全局人身安全・少年課より令和3年における行方不明者の人数が発表されていました。

令和3年は、79,218人(前年比2,196人増加)の方が行方不明になってしまったそうです。

この数字は統計の残る昭和31年以降で、最少となった令和2年に次いで少ない人数なのだとか。

年齢層別では、20歳代の行方不明者数が最も多く、子どもの行方不明者数を見ると、令和3年の1年間だけでも9歳以下は1,010人、10歳代は13,557人いたそうです。

これは子どもの行方不明者が1日におよそ3~4人といるという計算になります。

9歳以下の子どもに限定すれば過去5年間は1100〜1200人台を推移しているそうで、私が予想していたよりもはるかに多い人数だと感じました。

子どもの場合は迷子、誘拐、家庭環境の影響による家出などが多く、未成年者の女性の場合、誘拐や監禁といった事件も多いようです。

 出典▽

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子どもが行方不明になった事件の例

2022年9月、千葉県市川市の小学1年生の女の子が行方不明になってしまいました。

自宅近くの公園で母親と一緒に遊ぶため、先に女の子が自宅を出て、5分後に母親が追いかけたそうです。

しかし女の子は発見されず、自宅近くの公園から900メートルほど離れた場所の防犯カメラに、キックスケーターに乗って移動する様子が映っていたのを最後に行方不明に。

10月4日、通りかかった人の通報により、女の子が遺体となってみつかりました。母親が女の子から目を離したのはたった5分余り。悲しい結果になってしまいました。

出典:千葉 市川で発見の遺体 DNA鑑定で不明の小1女児と確認 警察

もしも子どもが行方不明になったら、まずすべきこと

もしも子どもが行方不明になってしまったら、とにかくすぐに探し始めることが重要です。

子どもは大人に比べると発見しにくい傾向にある上、迷子になっている場合は体力の消耗も心配になるため、一刻も早く見つけることが肝心になってきます。

とは言え、警察に行方不明届が受理されてから1週間以内におよそ約70パーセントの方が見つかっているというデータもあります。焦らず適切に捜索し、スムーズに見つけてあげられるよう、対処法を予習しておきましょう。

 出典▽

令和3年における行方不明者の状況

子供が行方不明になった時の理由と対処法5つ|スグに捜索すべき根拠

警察に行方不明届を出す

以前は「捜索願」と呼ばれていた物は、今は行方不明者届と名称が変更されています。

行方不明者の届出は、親権者、配偶者、後見人など親族や監護者や行方不明者と近い関係の方なら出せるそうです。

行方不明者の届出をする際には、

  • 本籍
  • 住所
  • 氏名
  • 生年月日
  • 身体特徴
  • 行方不明となった時の服装
  • 所持品
  • 使用車両に関すること
  • 立ち回り見込先
など聞かれ、行方不明者の写真と届出する方の印鑑が必要になります。

私は子どもと出かける時、万が一迷子になった時のことを考えて、子どもの当日の服装を写真に撮るようにしています。
写真に撮っておくと、口で特徴を伝えるよりも周りの人に探してもらいやすいですよ。

出典:愛知県警察 行方不明者届に関すること

親族に連絡をする

1人で探せる範囲は限られてしまうので、多くの人手があると探しやすくなります。近くに親族が住んでいる場合、連絡をして協力してもらうと良いでしょう。

友達や知り合いに聞く

同じ校区に住む子どもは行動範囲が似ていることが多く、子ども同士のネットワークで情報を持っていることが多いもの。

普段、公園で遊んでいる子どもたちが「〇〇はどこに行った?誰の家にいる?」など声を掛けあっているのをよく見かけます。一緒に遊んでいるわけではなくても、案外他の子の動向をよく知っているようです。

GPSで居場所を確認する

初歩的な探し方ですが、スマホやGPS端末を持っている子なら位置情報を確認してみるのも忘れてはいけません。iPhoneの場合、ファミリー共有と「探す」アプリ、Androidの場合はファミリーリンクアプリで居場所が確認出来るそうです。

GPS端末は、親のスマホにGPSアプリを登録すると現在地を表示できたり、移動履歴の確認もできるので、子どもが1人で行動しなくてはいけない時に持たせておくと安心出来そうです。

出典:【2023比較】子ども用GPSおすすめ12選!安心・使いやすいのはどれ?

探偵に依頼する

未成年でも、事件性が低い場合は警察がすぐに動いてくれない事もあるそうです。

探偵に依頼すると、費用はかかってしまいますが、すぐに探し始めてもらえるそうです。

人探しが得意な探偵事務所に依頼すれば、ノウハウも持っているので早期に見つかる可能性があるそうです。

SNSに投稿する

子どもの年齢や身長、服装、特徴をSNSに投稿すると情報が集まるかもしれません。

ただ、インターネットに子どもの写真を投稿してしまうと一生消えない可能性があったり、嫌がらせや中傷、詐欺被害などに繋がってしまったケースもあるので慎重に投稿した方が良いのかなと思いました。

子どもが行方不明にならないための対処法

千葉県警察のHPによると「子どもを守るには、地域による見守りだけではなく、防犯教育が必要です」とのこと。

普段から危険に遭わないような対策を考えたり、もしも迷子になってしまった時の行動などについて、親子で話し合っておきたいものです。

 出典▽

 

1人で行動させない

誘拐事件の場合、子どもが1人の時に狙われてしまうことが多いようです。特に、商業施設のトイレで1人でいる子どもは狙われやすいのだとか。

女の子だけが狙われやすいというわけでなく、男の子も注意してもらいたいです。

普段よく遊んでいる公園でも、トイレは1人では行かない、草木などで死角になっているところがあれば近寄らないなど1人で行動することは避けた方が良いと思いました。

防犯グッズを持たせる

高学年になると、スマホがあるからと防犯ブザーを持ち歩かない子も増えてきます。もちろんスマホも防犯グッズとしては有効ですが、念には念を、で防犯ブザー等防犯に特化したグッズも持っておくことをおすすめします。

防犯グッズについては【どれを選べばいい?小学生に持たせたい防犯グッズを現役パパが紹介!】で詳しくご紹介しているので、併せてご覧ください。

 弊社で販売しているHamic MIELSは、スマホの利便性と防犯グッズの安全性を兼ね備えた端末になっています。ワンアクションで作動できる防犯ブザーは、その場の位置情報や周囲音を保護者に送信してくれるなど、防犯面でも◎。

お子さんの防犯面の強化を検討されているおうちは、ぜひチェックしてみてくださいね。

待ち合わせ場所を決めておく

迷子になってしまった時に備えて、待ち合わせ場所を決めておきましょう。

我が家の場合、出かけ先でもしはぐれてしまったら、あらかじめ決めておいた、人が多く目立ちやすい場所で待ち合わせをする約束をしています。

商業施設などでは、子ども自身が探し回るのではなく、困った時は近くの店員さんに声掛けるようにと話しています。

こども110番の場所を確認する

(出典:警察庁[子ども110番の家 地域で守る子どもの安全対応マニュアル])

こども110番の家とは、子どもが身の危険を感じた時に助けを求めて駆け込めるところで、子どもを保護して警察に通報してくれるそうです。

迷子になってしまった時も、こども110番の存在を知っていれば声を掛けやすいかもしれません。通学路やよく出かける場所で場所を確認しておきたいですね。

さいごに

子どもが行方不明になってしまったらすべきことや未然に防ぐ方法についてまとめました。

子どもの場合は迷子、誘拐で行方不明になってしまうこともあるそうなので、普段から対策を考えておきたいなと思いました。

また迷子になってしまっても慌てずに交番に行く、近くのお店の人に助けてもらうなど、どう行動したら良いかを親子で話しあって、子どもが安全に過ごせるように守っていきたいなと思いました。

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