小学生にもスマホトラブル?スマホトラブルの事例と、巻き込まれた時の対処法

皆さん、こんにちは!

はみっく編集部のママライター・5歳と2歳を育てる2児の母、めぐです。

今回は小学生がスマホトラブルについての記事です。

子どもに初めてスマホを持たせた学年をアンケートしたところ、最多だったのが小学6年生(14.9%)で、小学1年生でスマホデビューする子も8.1%いるなど、スマホユーザーの低年齢化は日々進んでいます。それに伴い、増えているのが低年齢層のスマホトラブル。

この記事を読んでおられる方の中にも、お子さんのスマホトラブルが心配、という方もおられるのではないでしょうか。今回は、トラブルに巻き込まれないためには?巻き込まれてしまったら?など、様々なデータやリサーチを元にご紹介させていただきます。

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他人事ではないスマホトラブル

MMD研究所によるスマホ意識調査によると、スマホ関連のトラブルに巻き込まれないためにどうしたら良いのかという質問に、4人に1人が「何をすればいいか分からない」と回答したそうです。

子どもだけでトラブルを解決するのは難しいので、親側もトラブルについての知識をつけておきたいものです。

小学生がトラブルに巻き込まれた割合

スマホトラブルに巻き込まれた経験がある小学生は26.8%もいるのだとか。個人的には、予想していたよりも件数が多く、他人ごとではないなと感じました。

また、スマホを小学生に使わせている親の95.2%が利用時間や閲覧できるサイトの制限といった管理をしているそうですが、子どもが具体的にどんなサイトを見ているのかなど、利用状況まで把握している親は40.3%しかいなかったそうです。

事例:SNSトラブル

スマホトラブルでよく聞くのはSNSトラブルでしょうか。

SNSで悪口を書き込んだり、仲間はずれなどのいじめにより、被害に遭ってしまった子どもが不登校となってしまう事があるそうです。

最近では回転寿司チェーン店で迷惑行為の動画をSNSにアップして逮捕された事件は記憶に新しいのでは。

他にもSNSなどに写真や名前、メールアドレスを載せてしまって知らないところで勝手に使われてしまう被害や、電柱やマンホール、 瞳に映りこんだ景色の写真から場所や個人が特定されてしまう事もあるそうです。

注意したいのが、ほとんどのSNSは小学生の使用を認めていない、ということ。

X(旧Twitter)・TikTok・Instagramは全てアプリ使用は13歳以上とされており、LINEでさえ、利用推奨年齢は12歳以上なのだとか。SNSの利用に年齢制限があることを知らなかった親は41.8%もいるとのアンケート結果も出ており、知らずに使わせている保護者の方も多いかもしれません。

「使える年齢になるまでは禁止しましょう!」とまでは言いませんが、本来なら使えない年齢のお子さんがSNSを使う場合は、保護者がしっかり管理や見守りをしてあげることが大切なのかもしれません。

事例:知らない人と繋がることによるトラブル

小学生がスマホを使う時には、ネット上で知らない人と繋がることによるトラブルも心配ですよね。

チャット機能があるオンラインゲームでは不特定多数とのやり取りができるものもあるそうです。

SNSやゲームサイトなどで知り合った人からの性的被害を受けてしまった子どもは、令和4年に1733人もいたそうです。

横浜市で小4の女の子がチャット機能で知り合った男に連れ去られる事件もありましたし、顔が見えない相手とのネットのやり取りは悪用される可能性もあるので注意が必要だなと思いました。

事例:お金関係のトラブル

無料ゲームサイトで遊んでいる間に有料であることに気付かず購入していて高額請求されてしまったり、闇バイトと知らずにアルバイト感覚で登録したら強盗・特殊詐欺等の犯罪の実行犯に加担してしまっていた、などというケースもあるそうです。

MMD研究所の調査によるトラブルのランキングをみると、「不適切な写真を送るように言われたり、意思と関係なく送られてきたりした」が18.3%で最も多く、「ゲームや有料課金サイトで大幅に課金してしまった」が16.0%、「ワンクリック詐欺の画面が出てきて、お金を請求された」が15.3%もいたという結果が出ているそうです。

ママ友でもワンクリック詐欺にひっかかりそうになったという話をいくつか聞いた事があるので、何かわからない画面が出たら触らないようにと子どもに伝えて注意しておきましょう。

 出典: 

トラブルに巻き込まれた時の対処法

もしも子どもがスマホトラブルに遭ってしまったとしても冷静に対処することが大切です!

親も慌てて怒ってしまう事もあるかもしれませんが、トラブルに遭った子どもが傷ついていたり、親に話すことをためらっている場合も多いため、落ち着いて聞く姿勢でいるといいそうですよ。

それでは対処法を見ていきましょう。

 出典:

学校に相談

SNSによるいじめは、学校に相談するのが良いそうです。

学校へは相談がしにくくく、さらに児童相談所や家庭内でも対処できない場合は、弁護士に相談する手もあるようです。

SNSによるいじめで悲しい結果になってしまったという事件も聞いたことがあるので、早めに手を打ちたいところです。

警察、サイバー犯罪相談窓口に相談

誹謗中傷やプライバシー侵害、身の危険を感じたり不適切な写真を送らされるなどの脅迫など事件性がある場合は警察やサイバー犯罪相談窓口に相談しましょう。

ヤングテレホンという電話相談窓口もあるそうで、SNSでトラブルになった子どもからの相談 、スマホの使い方に問題がある子どもへの指導、被害に遭った子どもの心のケアに関する保護者からの相談なども受け付けているそうです。

緊急の場合や実際に被害に遭ってしまった場合は、迷わずに110番すると言うことも知っておきたいですね。

情報の削除を依頼する

インターネット上に個人情報が流出してしまったり、名誉を毀損されてしまった場合は、情報を削除してもらうよう掲載元に依頼することができるそうです。

削除依頼を行う際には、証拠としてスクリーンショットや動画を保存してから、プロパイダに対して削除依頼をすると良いそうですが発信者が誰か分からないことも多いのだとか。

被害者が直接被害を回復するのは難しい場合、最寄りの法務局に相談すると良いそうです。

トラブルを未然に防ぐには

初めて子どもにスマホを持たせた親向けの調査では、「正しいスマホの使い方が自分でもよくわかっていない」(16.3%)「何をすればいいか分からない」(25.9%)と答えた人が多くなっています。

そもそも困っている内容自体がわからない割合も多く、トラブルを未然に防ぐためには親も学ばないといけないなと感じました。

例えば、docomoでは子どもと親に向けたスマホの使い方教室が開催されていたり、ソフトバンクでは、課金をブロックできる子ども向けの無料サービスがあるそうです。親子でスマホについてよく知って、未然にトラブルを防ぎたいですね。

 出典:

 

ペアレンタルコントロールの活用

ペアレンタルコントロールとは、子どもの使用状況を保護者が把握したり、安全管理を行ったりする仕組みの事を言います。

子どものゲームのプレイ状況なども親のスマホから確認できますよ。

iPhoneの場合、スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」を使って、特定のアプリや機能などを使用制限や、不適切な表現を用いたコンテンツ、購入やダウンロード、プライバシーに関する設定を制限できるそうなので、上手く活用してトラブルを回避したいですね。

フィルタリングの活用

子どものスマホを契約する時にフィルタリングの加入・設定を完了させることが義務付けられているそうです。

子どもの年齢や使い方によりフィルタリングのレベル設定ができ、利用したいサイト、SNS等の個別設定、利用時間の管理もできるようになっていました。

フィルタリングの設定をしていても緊急通報、緊急速報メール、災害用伝言板などは使えるので安心してくださいね。

フィルタリングだけではすべての危険なサイトが遮断されるわけではないそうなので、親のチェックは必要かと思います。

約束を決める

わが家の場合、スマホを使う時は大人と一緒にいる時に使う、SNSはLINEのみ使用で、家族以外の友達は追加しないようにしています。

ルールづくりは親の押し付けではなく、子どもと一緒になって、話し合ってルールを決めることが大事で、成長に伴い約束を見直していくと良いそうです。

また、ゲームなどを使用する時は危険がないか親が一度試すといいとママ友に教えてもらいました。

他にも、

  • SNSを使う時は個人情報を載せない
  • すべてを鵜呑みしない
  • 裸や下着姿の写真は撮らない、送らない
  • トラブルや困った事があれば親や身近な大人に相談
  • 自分でだけで解決しようとしない

といったあたりを約束しておくと良いかもしれませんね。

【番外編】「ファーストスマホ」でネットリテラシーを実践学習

お子さんが実際にはまだスマホを使っておらず、スマホのルールやトラブルに関して心配しておられるおうちにおすすめしたいのが、弊社のファーストスマホHamicMIELSです。


大人向けのスマホよりは防犯・見守りの要素が濃いため、使いながらネットリテラシーやSNSとの付き合い方なども実践形式で学んでいくことができます。

スマホトラブルに巻き込まれないためにも、いきなり大人向けスマホを持つのではなく、キッズスマホをワンステップ挟んで、親子で安心してスマホデビューできるといいですね。

さいごに

いかがでしたか。

今回は、小学生のスマホトラブルの事例や巻き込まれた時の対処法についてまとめました。

私の場合、学生時代にパソコンのチャットを使っていた時、知らない男性から顔写真送って欲しいと言われてなんだか怖いなと思って無視した事があります。

あの時もし送ってしまっていたら怖い目に遭っていたかもしれません。

今はスマホが手軽に使える時代で私たちが小学生の頃よりも写真を撮られ慣れている子どもも多くインターネットも身近で、小さい頃からスマホを触る機会も多いですよね。

楽しいだけでなく、使い方を間違えると怖い目に遭ってしまうかもしれない、正しく使っていてもトラブルにあってしまうかもしれないという事を子どもだけでなく、大人もよく知る必要があると思いました。

スマホを楽しく使うために親子で今一度、使い方や対処法について話し合ってトラブルを未然に防げたら良いですね。

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