子どもの非行の現在と今からできる非行防止のための9つのポイント

みなさん、こんにちは!はみっく編集部のママライター・5歳と1歳を育てる2児の母、めぐです。

今回は少年非行の現在と、今からできる我が子が非行に走らないための防止策をまとめました。

子どもが生まれてから、少年犯罪のニュースが今までよりも目につくようになりました。事件の内容に関わらず、少年が関わるニュースを見るたびに心が痛みます。

ところで皆さんは非行について、どのようなイメージを持っていますか。昔の非行のイメージは、ツッパリや暴走族のようなイメージが強かったように思います。しかし令和の現在の非行は昔とイメージが変わっているようです。特に、SNSやデジタル機器が普及して子どもの交友関係が把握しにくくなりつつあります。

そこで、令和の少年非行についての現状などを踏まえつつ、我が子が非行に走らないための防止策を考えていきましょう。

令和における少年非行。小学生も犯罪に関与することがある?

少年非行の種類

はじめに、少年非行の意味についてブリタニカ国際大百科事典で調べてみました。

青少年 (日本では 20歳未満) によって行われた刑罰法令に触れるおそれのある行為のこと。成人の場合には犯罪となるものであっても少年にとっては刑事責任能力の問題,再教育的・予防的処置の意味から処置について法的に区別して扱われる。

と書かれています。

少年と言うと男子のイメージがありますが、男女関係なく少年と呼ばれるそうです。

少年法により、少年非行の種類は下記の3つに分類されています。

1.犯罪少年

犯罪少年は、14歳以上20歳未満で罪を犯した少年。

2.触法少年

触法少年は、14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした少年。

3.ぐ犯(虞犯)少年

保護者の正当な監督に服しない性癖があるなど、その性格又は環境に照らして、将来、罪を犯し、又は刑罰法令に触れる行為をするおそれがあると認められる少年。

を指すそうです。

非行の種類は、凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)、粗暴犯、窃盗犯、知能犯、風俗犯などがあるとのこと。

また、飲酒、喫煙、家出等を行って 警察に補導された20歳未満の者のことを、不良行為少年と言うそうです。

不良行為少年に該当するのは、飲酒、喫煙、薬物乱用、詐欺、無免許運転、オードバイ窃盗、自転車窃盗、性的いたずら、暴走行為、無断外泊、深夜徘徊、落書きなども含まれています。

つまり、” 社会においてやってはいけない行動のこと=非行 "ということになります。

さて、小学生の場合は犯罪に関与する場合はあるのでしょうか。

小学生の場合、14歳になっていないので犯罪にはなりませんが、自由に悪い事をしてもいいと言う意味ではありません。

小学生でも刑罰法令に触れる事件を起こしてしまった場合、警察が児童相談所に通告をしたり、大きな罪を犯してしまうと裁判を受けて、罰を受ける事になります。

少年非行の発生件数について

少年非行の発生件数について、令和4年に警視庁から発表されたデータを元にまとめました。

非行少年による犯罪

令和3年中の刑法犯少年の検挙人員は14,818人いたそうです。

約5割を占める窃盗犯(万引き、自転車盗難など)が減っているため、戦後最少の人数となりましたが、私が予想していた以上に多いと感じました。

そして刑法犯少年の再犯者率はなんと約33%と高い数字になっています。

引用:少年からのシグナル - 令和4年 警視庁 より

不良行為少年による犯罪

令和3年中に飲酒、喫煙、深夜徘徊等の不良行為で補導された少年は308,563人いたそうです。

令和3年4月から、成年年齢が18歳に引き下げられましたが、20歳未満の飲酒、喫煙は禁止というのは変わっていないので注意したいですね。

補導された不良行為少年の人数は平成24年からのここ10年で減ってきてはいるようですが、思っている以上の多くの少年が補導されているとは驚きました。

特殊詐欺に加担する少年

令和3年中に特殊詐欺で検挙された少年は433人いたそうです。 

実は特殊詐欺の総検挙数に対して、少年の割合は約2割で、約5人に1人が少年とのことです。

そして検挙された少年のうち、約8割が受け子と呼ばれる騙し取った現金等の受取役となっています。

SNSでお小遣い稼ぎしたいと自分で探してやってしまったり、カンタンに稼げるなどと誘われて犯罪に手を染めてしまうケースもあるようです。

少年非行の低年齢化

小学生でも犯罪に関わる可能性はあるのでしょうか。

13歳未満における触法少年の年齢別補導人員は、5,581人でした。

その中で小学生は3,238人で、実は中学生よりも多い人数だったそうです。

とくに窃盗犯が多くなっています。

残念ながら小学生でも少年非行に関わってしまう事があり、低年齢化していると感じました。

出典:警視庁生活安全局少年課「令和3年における少年非行、児童虐待及び子供の性被害の状況」

少年非行の原因は?

内閣府による少年非行に関する世論調査で最近の少年非行は、どのような少年が起こしていると思うかというアンケートがありました。

保護者が教育やしつけに無関心な家庭の少年」を挙げた人の割合が51.5%と約半数の人が原因として挙げていました。

また「スマートフォンやインターネットなどに依存している少年」(45.3%)、「家庭にも学校にも居場所がなく孤立している少年」(44.4%)の割合も多かったです。

各県警のホームページや子育て中の親御さんたちに聞いてみた結果、少年自身の意識の低さやコミュニケーション能力の不足、家庭や地域社会の関係が薄くなってしまっている、家庭や学校などで自分の居場所が見つけられられず孤独を感じている等が少年非行の原因となっているようです。

出典:内閣府による少年非行に関する世論調査

子どもの非行を防ぐための9つのポイント

少年非行につながる原因を調べてみると、自分をわかってもらえないことや孤独を感じていることが原因となっているケースが多いように感じました。

原因は1つではなく、子供自身の問題、家庭の問題、学校の問題、地域社会の問題などが関連しているようです。

少年非行を防止するためには、安心して過ごせる家庭環境を整えるだけでなく、警察等の行政機関による活動、学校や地域社会との関わりを大切にしていきたいところです。

子どもの非行を防ぐために、今から家庭でできることをまとめてみました。 

◎参考にしたサイト・出典

1.家族とのコミュニケーションの時間を増やす

日頃から子どもの話を聞く時間を持ち、コミュニケーションの時間を増やしてみてはいかがでしょうか。

大人も子どもも忙しい毎日で話す時間なんて無い!というご家庭もあるかもしれません。

それでも5分でもいいので時間を作ってみませんか。

今日学校で何した?誰と遊んだ?何を食べた?と話すだけでも大丈夫です。

思春期、反抗期になると子どもとの関わり方に悩むことがあるかもしれませんが、口を出しすぎずに子どもを見守り、コミュニケーションを図っていきたいですね。

2.家庭内でも暴力を許さない

昔のテレビ等では、子どもが悪いことをしたら親がゲンコツをするというシーンも見られました。

子どもを叩く、蹴るなどの児童虐待により強いストレスを受けると記憶系や衝動抑制系などが子どもの脳の発達に悪影響を及ぼしてしまうそうです。

また家庭内でのDVや激しい夫婦喧嘩によって子どもの脳に悪影響を及ぼすことがわかっているそうです。

夫婦間でDVが横行している家庭で育った子どもたちは後頭葉にある視覚野の容積が縮小してしまい、記憶力や学習能力の低下を招く可能性がわかっています。

しかも、身体的なDVよりも罵倒など精神的なDVを見聞きした子どもは、6倍近く脳に悪影響を受けるそうです。

子どもの前での夫婦喧嘩は避けたいところです。

もしどうしても喧嘩になってしまいそうなら、子供の見えないところでやる、メールなどを使って言葉や態度に出さないという方法で回避するのはいかがでしょうか。

3.感情にまかせて叱らないようにする

子どもを感情的に叱ってしまうことがあると回答した人は82パーセントいました。

また、子どもを思わず叩いてしまうと回答した人は47パーセントいました。

叱られる側の子どもの立場になるのを意識すると、上手な叱り方が出来るそうですよ。

大人も叱り上手になれるよう心がけたいですね。

子育てしているとイライラすることもあるかもしれませんが、子どもの身体が傷つくような叱り方は虐待につながることもあるので気をつけたいですね。

4.大人が常識やルールを守る

自分さえ良ければいい、ルールを守らない人は、他人から信頼されないでしょう。

子どもに尊敬される親でいるためには、大人が常識やルールを守っている姿を子どもに見せていきましょう。

私も子どもの見本となれるような行動をしていきたいと思います。

5.父親も子育てに協力する

父親が子育てに協力的な家庭では、母親も子育てが楽しいと感じる割合が高まるそうです。

しかし、父親が協力的でないと「配偶者と一緒に暮らしていない」ケースよりも子育てが楽しいと感じる数値が低くなるそうです。

帰宅時間が遅くなかなか子どもと過ごす時間が取れない父親もいるかと思います。少しでも子どもと関わる時間を確保して、父親も子育てに積極的に参加できると良いですね。

6.悪いことは悪いとはっきり伝える

万引きなどの非行をする少年たちは悪いことをしているという罪悪感がほとんどないそうです。

スリルや刺激を求めて、ゲーム感覚で、仲間がするから、といった理由で犯罪と理解していない子どもがいるようです。

分別を理解させるためにも、子どもが悪いことをしたらきちんと叱りましょう。

7.人と比べない

兄弟や友達と比べてしまっていませんか。

人と比べるというのは、子どもの自尊心を傷付けてしまいます。

私も子どもの態度が気になる時がありますが、それだけで子どもを評価しないように発言に気をつけたいと思っています。

成績が悪くても安易に人と比べないようにしたいですね。

8.インターネットを適切に利用する

出会い系サイトなどによる有害情報やネットへの書き込みによるいじめが、いろいろな犯罪の誘因や子どもの非行の温床となっているケースもあるようです。

家庭でできることとして、子どもが使う携帯電話やパソコン等にフィルタリング設定をする、インターネットの使い方について親子でルールづくりをする、インターネットを使う時間を親が管理するなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

またインターネットの情報がすべて正しいとは限らないということや、誰かが傷つくかもしれない情報を拡散しないようにするということも教育していきたいですね。

9.地域社会とのつながりを持つ

昔は、自分の子どもだけでなく地域の大人たちが悪いことをする子どもに注意する光景もよくありました。

最近では、近所付き合いをあまりしないという家庭も増えているようで地域とのつながりが薄くなっています。

私も普段から近所の人に挨拶をしたり、地域の清掃活動に参加して地域とのつながりを持つように心掛けています。

さいごに

いかがでしたか。

今回は少年非行の現在と、今からできる我が子が非行に走らないための防止策9選をまとめました。

先日、子どもと散歩中にパトロールをしている警察官と雑談をする機会がありました。

私の住む町は、子どもの非行が少ない地域だそうです。

それは、地域の人達が普段から子どもたちに声をかけるなど、「人の目」があるからだと話していました。

そして悪いことをしている子どもを見かけたら、交番や警察署に電話をして匿名で通報しても大丈夫との事でした。

子どもが非行をしない、関わらないために家庭だけでなく地域で守っていけたら良いですね。

最新記事一覧

関連記事一覧

コメントを残す

コメントは表示される前に承認される必要があります。