皆さん、こんにちは。小学生姉妹のママ兼、Hamic編集部ライターです。先日、docomoが来年の夏にスマートウォッチ型キッズ携帯の発売を発表しました。[参考:docomo ニュースリリース]
キッズ携帯と言えば、防犯ブザーの紐がぴょこんと出た、カラフルでコンパクトな端末のイメージがあるため、スマートウォッチ型の物となると、使い勝手や子どもが持っているところがイメージしにくい、と感じられる方も多いのではないでしょうか。しかし、調べてみると、子ども向けに作られているスマートウォッチは、すでにたくさん販売されているんです!
今回は、子どもが使うことを前提として、スマートウォッチについてあれこれリサーチをしてみたので、ご紹介したいと思います。
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まずは知りたい!2024年新登場するdocomoのキッズ携帯
前文でご紹介した、ドコモの新キッズ携帯について気になっておられる方もおられると思うので、まずは簡単に、わかる範囲の詳細を調べてみました。
[画像引用:docomo キッズケータイコンパクト]
時計型端末「キッズケータイコンパクトSK41-D」
新端末は、これまでの「キッズケータイ」に「コンパクト」という文言がプラスされた名称で発売されます。発売時期は2024年の夏頃に予定されていて、全国のdocomoショップで購入できるようになります。腕時計のようなバンドが付属されたデザインですが、このバンドは取り外すことができ、ネックストラップに取り付けたり、ランドセルの肩紐につけやすいストラップに取り付けることもできるのだとか。
[画像引用:docomo 報道発表資料]
使える機能は?
使える機能は、これまでのキッズ携帯とほぼ変わらず、プラスメッセージや通話ができたり、親のスマホから位置情報などが見守れる「イマドコサーチ」も使えます。個人的には、現行機種には付属しているカメラ機能が使えなくなっているのが残念かなと感じましたが、腕時計型という特性上、コンパクトさを優先するのであれば仕方ないのかな、という印象です。本体価格や、通信プランは従来通りのキッズ携帯向けプランになるのかなど、詳細はまだ判明していないので、今後の展開に引き続き注目していきたいところです。
スマートウォッチの種類
次に知っておきたいのが、スマートウォッチは使用方法によっていくつかに分類できる、ということです。「スマートウォッチ」で検索すると様々なタイプが出てきて分かりづらいので、タイプごとにざっくり区分けしてみました。
格安SIMなどで通信契約をして使うタイプ
[画像引用:my First「my First Fone R2]
先ほどご紹介したdocomoの時計型キッズ携帯を始め、最近の子ども用見守りスマートウォッチに多いのが、通信契約をしたSIMカードを、端末(スマートウォッチ)に差し込んで使うタイプです。キッズ携帯や見守りGPSの代わりとして持たせるお家も多いようで、メッセージや通話、位置情報発信機能がついたものもあります。イメージとしては、子ども向けに機能が制限された「時計型スマホ」という風に認識しておくといいかもしれません。
スマホなどと接続するタイプ
大人用スマートウォッチとしては、一番一般的な「スマホと接続して使うタイプ」は、子ども用にもあります。スマホに通知が入るとウォッチ側でも確認できる、といった基本的な性能は大人用の物と同じなのですが、ベルトが子どもの細い手首に合うサイズになっていたり、ポップな色味になっているなど、ハード面で子ども向けになっているのが特徴です。検索してみると、大人でも子どもでも使える、という商品もヒットするので、こちらもなかなかバリエーションは豊富なようです。
デジタルウォッチタイプ
充電式のデジタルウォッチで、アラームやちょっとしたゲームなどの機能が使える商品も、子ども向けスマートウォッチとして見つかります。GPSやメッセージ機能などはありませんが、別でキッズ携帯やGPS端末を持っている子が、時計として使うようなアイテムとして販売されているようです。わが家の小1娘も、遊びに行っている時はまだ時間の管理がうまくできないので、そういった子にはアラーム機能がついているのは助かるのかもな、という印象を持ちました。
キッズ携帯とSIMありスマートウォッチの比較
三つのタイプを見てみると、SIMカードを入れて使うスマートウォッチは、機能としては他の二種類よりもキッズ携帯やスマホに近い印象です。ここではキッズ携帯とSIMありスマートウォッチを、料金と性能の面から比較してみました。
料金
キッズ携帯は端末が2万円ほどで、通信料金と見守りサービス利用料などで月々の利用料が600円から800円程度です。それに対してSIMカードを入れて使うスマートウォッチは、本体代金が6千円から3万円程度で、商品によってかなりばらつきがあります。そこに、月々かかるSIMカードのデータ通信料が300円から1200円程度(こちらも、通信キャリアによって値段はまちまち。)かかってきます。料金で比較するのであれば、「わかりやすさで言うとキッズ携帯・詳しく調べればリーズナブルに使えるのはスマートウォッチ」といった感じでしょうか。
性能
キッズ携帯も、最近の機種だと写真が撮れたり、メッセージのやりとりができるなど、「できること」は増えていますが、スマートウォッチはよりスマホに近い分、機能も豊富になっています。ただ、本体代金が安い端末だとGPSの性能が怪しかったり、電話の通知が遅いなど機能面で問題があるという口コミも見かけたので、防犯目的で使うのであれば、端末選びを慎重に行う必要があるのかもしれません。
スマートウォッチとペアリングできるキッズ携帯は?
お子さんがキッズ携帯やスマホを使っているおうちなら、ペアリングして使えるスマートウォッチがおすすめです。子どもは特に、遊んでいる時に連絡しても気付かないことも多いので、大人以上にスマートウォッチの通知機能が役立ちます。お使いの端末が、スマートウォッチとペアリングできるかどうかは、以下で確認してみて下さいね。
ガラケータイプはペアリングできない
スマートウォッチは、基本的にはスマホなどと連動させるためのアプリのインストールが必要不可欠になってきます。そのため、アプリのインストールができない、ガラケータイプのキッズ携帯では、スマートウォッチをペアリングすることができません。au、docomo、ソフトバンクの三大キャリアで現在販売中のキッズ携帯端末は全てこのガラケータイプなので注意しておきましょう。
スマホタイプならほぼ可能
スマホ型キッズ携帯「HamicMIELS」は、アプリをインストールできるため、スマートウォッチとの連動が可能です。その他、アプリのインストールが可能な、トーンモバイルなどのスマホタイプの端末なら、ほぼ問題なくスマートウォッチと連動ができるようです。一つ注意したいのが、Androidのバージョンによっては、インストールできないアプリがあること。例えば、わが家で以前使用していたハミックポケットでは、Android GOeditionというOSが使われていたのですが、海外製のスマートウォッチと連動させるためのアプリをインストールしようとしたところ、非対応機種であると表示され、インストールできませんでした。お使いの端末で、使いたいアプリが対応しているかどうか、スマートウォッチを購入する前に確認しておくと安心かもしれません。
最後に
今回は、どんどん幅広く・便利になっている子ども向けスマートウォッチについてのあれこれをご紹介しました。わが家でも、この記事をきっかけに、私が使わなくなったスマートウォッチを、HamicMIELSユーザーの次女にお下がりしてみたところ、HamicMIELSの便利度がぐっとアップしたと感じました。(これまで、連絡を無視される頻度が多すぎたこともありますが…。)docomoから発売されるキッズケータイの新機種がスマートウォッチ型なのも、やはり子どもにとって使いやすい形だからなのかもしれませんね。
キッズ携帯・キッズスマホユーザーさんや、キッズ携帯の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。