ついやりがちな「静かにしててくれるなら…」。子どもに親のスマホを貸すリスクって?トラブル実例や対策も

皆さん、こんにちは。小学生姉妹と0歳ベビー子育て中の、はみっく編集部ライターです!今回は、親のスマホをお子さんに使わせているおうちについての記事です。おでかけの時など、騒がれたくないシーンで子どもにスマホを渡し、動画やゲームで気を紛らわせる、という使い方は、多くのパパママがやったことがあるのではないでしょうか。(わが家も、退屈し始めると姉妹ゲンカが始まるため、仲裁が面倒なおでかけ中などは、「2人で仲良く見れるならママのスマホを貸してあげる」という手口をよく使っていました…笑)

しかし、親のスマホを子どもに貸すことが、気づかないうちにトラブルの原因になるケースがある、ということは、意外と知られていないように感じます。

と、いうことで、本記事では、子どもにスマホを貸すことで起こりがちな問題やリスクについて詳しくご紹介していきます!トラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ最後までご覧くださいね。

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親のスマホを子どもに貸すと起こるトラブルって?使用させる前に知っておきたい「リスク」

親のスマホを子どもに貸した場合に起こるトラブルとは、具体的にどんなものがあるか、まずは見ていきたいと思います。

アプリ内課金や誤操作による金銭トラブル

私の周りでも、子ども向けのゲームをインストールして、スマホを渡していると、子どもが知らず知らずのうちに課金してしまっていた…という話は少なくありません。(お絵描きアプリで月額会員になってしまっていて、何ヶ月か気付かず支払ってしまっていた、というママ友もいました。)クレジットカードやキャリア決済などと、すでに紐づいているスマホ端末は、指先ひとつで数千円、時には数万円の課金が発生する可能性があります。サービスによっては、顔認証やセキュリティコードの入力が求められる場合もありますが、必ずしもそうであるとは限らないので、注意が必要です。

SNSや動画アプリへの個人情報流出リスク

LINEやSNS、写真フォルダなど、スマホの中には多くの個人情報が詰まっています。誤って送信したり、知らない相手とつながってしまったりすると、思わぬトラブルにつながる可能性も。実際のケースとして聞いたことがあるのが、子どもがInstagramを開いて、知らない人をフォローし、さらにメッセージ画面からビデオチャットを発信していた、という話。相手が応答した声でママが気付き、謝罪をしたそうですが、「相手が悪い人だったら」「親が気付かないうちに、子どもが個人情報を教えてしまったら」と考えると怖くなりますね…。

目の健康や依存傾向への影響

こちらは、親のスマホを使用している場合に限った話ではないですが、長時間スマホを使うことは、子どもの視力低下や睡眠の質に悪影響を与える場合があります。「うるさくしないで欲しいから、スマホで動画を見せてる」というご家族の中には「終わりにさせようとすると泣いて怒る」と困っておられる方もおられるなど、スマホ依存の入り口になってしまうケースも。

スマホやタブレットの、視力低下への影響は、過去記事【小学生の視力低下の原因はやっぱりスマホ?子どもの視力低下が始まったら気を付けたいこと】もチェックしてみてくださいね。

「使わせない」は無理なら…子どものスマホ利用を見直してみる?

「子どもにスマホを貸すリスク」はわかりましたが、とはいえ、今だけ静かにしてほしい…とスマホを渡したくなるシーンは、子育て中ならあるあるですよね。それでも、終わりにしようねーと切り上げようとすると泣いて怒ったり、どこででもスマホを見たがるなど、「このままで大丈夫かな?」と不安になることも。この項目では、そんな不安を感じるパパママが、子どものスマホの利用方法を見直すなら何をどうしたらいいか、考えてみました!

貸す頻度が増えてきたら要注意!スマホが「習慣化」する前に

最初は数分のつもりで貸していたのに、いつの間にか「じゃあこの動画終わるまでね」「あと5分だけね」と、時間がどんどん延びていくことはありませんか?わが家も、娘たちが小さい頃は、スマホを持たせておくと自分が楽になるからと、一度貸すと、そのままダラダラ見せてしまっていて、その結果、一日に何度も貸してほしがるようになっていました。親のスマホを好きに使える環境に慣れていると、自分のスマホやキッズ携帯を使い始めた時に、時間制限をかけたりされることに強い抵抗を感じる場合も。(実際、うちの娘たちも、キッズスマホを使い始めた頃は、動画などが時間制限で見れなくなると怒っていました。)

スマホを貸してもらって使うことが習慣になるまでに、ルールを作ったり、具体的な時間の制限を考えるなどの工夫をしてみるのも手かもしれません。

「見せ方」を変えるとスマホとの付き合い方も変わる

うちの小学生チームは2人とも個人向けの端末を使っていますが、私のスマホを貸して使っていた頃と同じく、メインの使い道は、やはり動画アプリやゲーム。少しの空き時間でも、すぐにそれぞれの画面を見始めるのが不健全な気がして、最近、「調べ物タイム」を取り入れてみました!「桜が一番に咲くのは何県?」「これってどうやって作られてるの?」など、子どもが気になったことを一緒にスマホで調べてみるだけの遊びなのですが、意外と盛り上がって家族の会話が広がる上、学びにも繋がるため、気に入っています。他にも、最近の楽しかったおでかけの写真や、子どもたちが赤ちゃんだった頃の写真を見返したりして、動画・ゲームだけに夢中にならないよう、心がけています。

完璧に止めなくてもOK。親の「声かけ」が一番の見守りに

見せっぱなし・貸しっぱなしではなく「さっきのゲーム、どんなところが面白かった?」「この動画、すごいね!また今度試してみよう!」など、スマホを活用する子どもに関心を持って、声かけをすることが、スマホ依存への抑止力になるかもしれません。スマホを使う合間に、話をしたりリアクションを伝えあったりして、一緒に見ている雰囲気にできれば、スマホは優秀なコミュニケーションツールにもなります。「スマホを見せるのを、完全にやめさせるのは無理そう…」と感じるパパママは、試してみて下さいね。

「子どもにスマホを貸した場合のトラブル」対策って?家庭でできる方法

前の項目のように、スマホの使い方を少し見直すだけでも安心感は変わってきますが、とはいえやっぱり「トラブルは未然に防ぎたい」というのが親としての本音ですよね。ここでは、実際に私が取り入れてよかった対策や、ママ友の間で話題になっている方法など、今すぐ取り入れられる「スマホ貸与時のトラブル対策」をご紹介します!

キッズ携帯・キッズスマホなど子ども専用端末を持たせる

先ほども少し書きましたが、我が家の姉妹が、私のスマホを貸して欲しがらなくなったのは、それぞれに個人向け端末を使うようになったためです。「これはあなた専用の携帯だよ!」として渡すことで、使い方やルールを事前にしっかり決めやすくなります。(うちでは、使い始めてから、時間制限に文句が出たので、使い始めるまでにきっちりルールを共有しておくことをオススメします!)

【初めての端末にはHamicMIELS nicoもオススメ】

うちの小3次女が使っているのが、HamicMIELS nicoという「みまもりスマホ」です。防犯面がしっかりしていることを魅力に感じて持たせ始めたのですが、使い始めた今では、アプリの利用時間や、端末そのものを使用できる時間帯などが設定できる機能が大変気に入っています!親のスマホを使う時間が長くなってしまって、困っているお家は、検討してみてもいいかもしれません。

「アシストガイド」「画面固定」などの設定で他のアプリを触れないように

[画像引用:apple]

大人が、子どもに使わせてもいいと思っているアプリや機能以外のところを触ってトラブルが起きてしまう、というアクシデントを防ぐために有効なのが、アシストガイド・画面固定といったスマホ本体の設定です。iPhoneなら、アクセスガイドでiPhoneを1つのアプリにロックする - Apple Support Androidなら画面の固定と固定解除 - Android ヘルプ を参考に、別のアプリを使えないようにしておくと安心ですよ!

まとめ

親のスマホを子どもに貸すリスクや、そうならないための対策などについてご紹介した本記事、いかがだったでしょうか?「ちゃんと見てるから大丈夫」「ちょっとの間だけだから」と思っていても、ほんの些細なきっかけで問題が起きてしまうこともありえます。

リスクを事前に知っておいて、できる範囲で備えておけるといいですね!

 

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