キッズスマホってキッズ携帯と何が違うの?料金や機能を比較してみました

皆さん、こんにちは。今回は、キッズスマホとキッズ携帯の違いを比較して、小学四年・一年の娘を持つ私が、ママ目線で検討してみよう!という記事になります。

キッズ携帯かキッズスマホのどちらを買うか迷っている方や、お子さんのスマホデビューに不安を感じておられる方の、お役に立てる記事になればと考えていますので、ぜひ最後までご覧下さいね。

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キッズスマホってどんなもの?

「子ども向けのスマホなのかな?」となんとなくイメージはつくものの、具体的には理解していない方も多い、キッズスマホ。

子どもがユーザーとして利用している一般のスマホをキッズスマホと呼んでいる場合もあるなど、定義として統一されているわけではないようですが、本記事では「子どもが使うための防犯・見守り機能のあるスマホ」という風に定義して進めていきたいと思います。

キッズスマホの種類

キッズスマホとして販売されている端末は、そう多くありません。2024年1月時点で販売されているのは以下のとおりです。

Hamic MIELS

弊社で販売している子ども向け「ファーストスマホ」HamicMIELSも、もちろんキッズスマホの一種です。端末そのものが子ども向けに作られているのが特徴で、他のキャリアのように、大人用のスマホに切り替えられる仕組みにはなっていません。その分、キッズ携帯から乗り換えるユーザーや、まだスマホを持たせるのは早いかな?というお子さんには、安心して持たせられる機能がたっぷり付いているので、スマホの前段階として使わせるのにぴったりの端末になっています。

TONE

[画像引用:TONE for docomo

「キッズスマホ」で検索をするとよく出てくるのが、TONE(トーン)という通信キャリアです。トーンの特徴は、自社から発売されているAndroid端末なら、どの機種でも「TONEファミリー」という有料サービスに加入することで、キッズ向け端末として使えることです。年齢に応じて制限内容を変えられるので、スマホデビューのお子さんからティーンまで、使い方に応じた安心設定をすることができます。iPhoneにも対応可能なのですが、見守りなどの一部サービスが使えなくなるようなので注意が必要です。

格安SIMでキッズモード・ジュニアモードに切り替えられる端末

[画像引用:SHARP AQUOS wish3

SIMフリー端末が流通し、各メーカーさまざまな個性あるAndroid端末を発表しています。その中でも、モードを切り替えると子どもが使いやすいメニュー画面になったり、フィルタリングや見守りができる端末がある機種があるのをご存知でしょうか?

私が調べてみたところだとこれらの3つの機種が、キッズモード・ジュニアモードに切り替えられるようです。このタイプの端末をキッズスマホとして使うのであれば、端末とは別に、格安SIMキャリアなどで通信契約をする必要があるので、使いたいキャリアが、使いたい端末に対応しているか、あらかじめ確認しておくといいかもしれません。

三大キャリアのキッズスマホは販売終了

この記事を書くにあたって、「三大キャリアでも昔は子ども向けスマホが販売されてたはずだけど…」と調べてみたのですが、現状では販売はされていません。docomoのスマートフォンforジュニアは生産終了。SoftBankのジュニアスマホ・auのミライエフォルテは共に新規申し込みが終了しています。

子ども向けに、簡単に使える端末として発売されていたのですが、現在ではこういった専用端末は販売が終了し、代わりに一般のスマホを「Googleファミリーリンク」などで親が管理するシステムが推奨されていることがわかりました。

キッズ携帯との違いは?

キッズ向けのスマホ端末にも種類があることがわかったところで、キッズ携帯とはどんなところが違うのかを見ていきましょう。

「できること」の違い

キッズ携帯では、通話やGPSでの見守りがメインで、最近の端末だと、LINEのようなグループメッセージや写真撮影ができるようにもなっています。ただ、webでの情報収集やアプリのインストールはできないため、端末の拡張性は低く、高学年になってくると、スマホを使っている子を見て羨ましく感じる子も。

キッズスマホは、キッズ携帯同様の見守りができるとともに、web閲覧やアプリのインストールも可能です。端末にもよりますが、大人用のスマホでできることの多くは、問題なくできることが多いのかな、という印象です。

もちろん、SNSなど、アプリそのものに年齢制限があって使えない場合もありますし(例えば、 LINEは13歳以上からしか使ってはいけないことになっています。)できないことがないわけではない、ということは覚えておく必要があるかもしれませんね。

月額料金の違い

キッズ携帯は安い!というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、最近はスマホ使用料が安くなってきている影響から、「キッズ携帯とスマホの料金って、案外大きな差がない?!」と感じる方も。

キッズ携帯の場合、月額500円から600円くらいの通信費に、見守りサービスの利用料が月200円から300円(こちらはGPSを見る側が支払います)と、家族やキャリア外への通話料がかかった月は追加で通話料がかかり、トータル800円前後のご家庭が多いようです。

対して、HamicMIELSとTONEは月額1100円(データ容量1GB付き)で、通話料等も含まれた価格になります。その他の格安SIMキャリアなども、小学生が使う程度のデータ容量のプランなら、1000円から高くても1500円くらいで利用可能です。

個人的に、キッズスマホを使う場合でも、データをたくさん使わなければ、キッズ携帯とそんなに大きく価格は変わらないのかな、と感じました。

保護者の管理度合い

子ども用とはいえ、スマホを持つとなると、長時間の使用やSNSトラブルなど、親としては心配になる面もありますよね。

その点、キッズ携帯なら元々の機能が少ない分、親としての安心度も高くなります。例えば、アドレス帳は、保護者の操作でしか新規登録ができず、登録できる人数にも限りがあるため、いろんなお友達と連絡先を交換したりすることはできません。登録外の人とはメッセージも電話もできないので、知らない人と繋がったり、SNSトラブルも未然に防ぐことができます。

キッズスマホの方も、それぞれの機種ごとに機能制限やフィルタリング機能はついていますが、できることが多い分、キッズ携帯に比べるとリスクを伴う部分もあります。親がどこまで管理するべきかは、お子さんの性格や年齢によっても違うので、各ご家庭でしっかり考えておきたいですね。

 わが家では、「子どもたちも今後スマホをずっと使わずに生きていくわけにはいかないだろうし、親への反発が少ない低学年のうちに、スマホリテラシーや家庭内でのルールを親子で学んでおく方が、将来的には安心なのかもなあ…」と考え、先述のHamicMIELSを持たせています。使用時間の制限や、アプリのインストール制限に文句を言っていることもありますが、周りはまだキッズ携帯を使っている子が多いため、ちょっとした優越感があるようで、今のところは不満なく使っているようです(笑)。

こんな子・こんなおうちにおすすめ!

ここまでの比較を元に、キッズスマホ・キッズ携帯がおすすめなのはこんなご家庭かな?と検討してみました。

キッズ携帯がおすすめなのはこんなお家!

  • 機能がシンプルな端末がいい
  • お下がり等で端末がおうちにある
  • キッズスマホでもスマホを使わせるのはまだ不安

キッズ携帯を使わせる一番のメリットは、やはり機能がシンプルなこと。防犯面でも、使い過ぎといった管理の面でも、キッズスマホ・スマホに比べると、親が不安になる要素が少ないのがポイントです。中高学年になってくると、キッズ携帯を持ち歩くのが恥ずかしい!と言い出して、持ち歩いてくれなくなる子もいるようなので、低学年のうちだけしか使わない可能性も、あらかじめ想定しておくといいかもしれません。

キッズスマホがおすすめなのはこんなお家!

  • 大人スマホをいきなり使わせるのは不安
  • 使いながらスマホのルールを学ばせたい
  • 大人スマホを使う前段階として試したい

大人用スマホでも、AndroidならGoogleファミリーリンク、iPhoneならスクリーンタイムなどで機能を制限することはできますが、それでもキッズスマホほどの制限をすることは難しいようです。大人用スマホをいきなり使わせるのは不安、前段階として、親の目が届くところからスマホの練習をさせたい!という場合には、キッズスマホを活用したいですね。

HamicMIELSなら、初期費用が安く抑えられる「サブスクリプ形式」のHamicシェアプランも使えますよ。

最後に

今回リサーチしてみて、キッズ携帯は、どんどんスマホっぽく進化してきていて、キッズスマホは安全面や防犯面で進化してきていることがわかりました。

防犯面を重点的にカバーしていたキッズ携帯は、価格の面でのうまみが薄れつつある分、使う楽しみが追加され、これまで以上に子どもたちが「持ちたくなる端末」になってきているように感じます。

また、子どもの楽しみと親の安心の両立を注視していたキッズスマホは、より手軽に使えるサービスやプランを発表したり、子どもたちの安全を守るための新しい性能を追加したりと、多様な進化を遂げているようです。

どの端末も、子どもの安全を思う親の気持ちに寄り添ってくれることには違いありません。今回の記事をきっかけに、ぜひ、各ご家庭にあったツールを探してみてくださいね。

◯参考

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