皆さん、こんにちは。この記事は、小学生姉妹と0歳ベビーの母で、はみっく編集部ライターの筆者が、キッズ携帯やスマホを使い始めたばかりのお子さんにシェアしたい、電話やメッセージのマナーをご紹介します!
我が家の現在小5の長女が、初めてキッズスマホを使い始めた5年前、「子どもってこんな基本的なところから教えておかないとダメなのか!」と驚きました。おじいちゃんからの長文メッセージに「はい」と絵文字もなく一言で返していたり、友達に、別の友達と撮った写真を無断で送っていたり…。ママ友たちに相談してみると、これはうちの娘に限った話ではなく、「ルール」というほどのことではないけれど、大人なら「暗黙の了解」的な感じでやっていることが、子どもには理解できない、ということに気付きました。
と、いうことで、今回は電話やメッセージをする上でのマナーをいくつかピックアップしてみました。ぜひお子さんと一緒に確認してみて下さいね。
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電話のマナー
まずは電話のマナーについてご紹介します。大人から見れば「これって当たり前のことすぎない?」と感じられる場合もあるかもしれませんが、子どもは意外と知らないので、「これって知ってる?」と一度確認してみるといいかもしれませんよ。
話し始める前に名乗る
電話をかける際には、まず自分の名前を名乗る癖をつけておくことが大切です。スマホに番号を登録していれば、誰からかかってきたのかは表示されますし、名乗る必要はないと考えているパパママもおられるかと思いますが、子どもの場合は特に、かけるつもりがないのに電話をかけてしまっている場合や、子ども本人に何かがあって別の人がかけてきている場合などもあります。名乗ってもらうことで、子ども本人が電話をかけてきていることがすぐにわかるので、コミュニケーションを円滑にするためにも、「電話をかけた時には自分から名乗る」ことを徹底しておきましょう。
通話する場所を考える
大人よりも視野が狭く、一つのことに目が向いていると、他のことを考えられなくなりやすい子どもの特性として注意しておきたいのが、電話をする時の周りの状況です。その場所で電話をしていて誰かの迷惑にならないか、危険はないかといった周囲の状況を判断できるよう教えておいてあげましょう!例えば、電車の中や図書館・病院・習い事の教室などでは、通話をしていると他の人の迷惑になることや、道路の真ん中や、すぐ横を車が通る狭い歩道などでは、電話に集中してしまうと危険に気付きづらくなります。始めの頃は、自分で判断するのが難しい場合もあるので、子どもがよく行く場所を例に挙げて具体的に考えてみるといいかもしれません。
通話相手とのコミュニケーション
ママ友たちと「これって子どもあるあるだよねー」と話題になったのが、こちらの話を聞かずに一方的に喋る迷惑行為(笑)です。こちらから用事があって電話をかけているのに、電話がかかってきたことで自分が話したいことで頭がいっぱいで、全く話を聞かない・終いには話し終えたら満足して一方的に電話を切る、など…。他にも、晩御飯の準備をしている忙しい時に、帰宅する途中の実況中継電話を長々としてきて切らせてくれない、電話に出た瞬間に「今から帰るね!」と一言だけ言ってガチャ切り…などなど、会話が一方的になってしまうケースに困惑しているママは少なくありません。たかが通話、ですが、電話をしている相手の気持ちを思いやれる心遣いができるようになるといいですね。
メッセージのマナー
次にご紹介するのが、メッセージのマナーです!「こういうことをすると相手に迷惑だよ」「こんな風にすると、より楽しくやり取りできるよ」という項目をまとめてみました。
読み手の気持ちになって
メッセージは、顔の見えないやり取りになるので、読み手に、書き手の伝えたいニュアンスが完全には伝わりづらくなります。冒頭でも書いた「はい」だけの返事だと、読み手にはそっけなく感じて「何か気を悪くさせたかな?」と感じられてしまうかもしれません。絵文字やスタンプといった装飾をうまく使ったり、柔らかい言葉使い(語尾に「ね」や「よ」を付けると柔らかく感じられやすくなりますよ!)にすることで、誤解を生まず、円滑なコミュニケーションが取りやすくなるかもしれません。送る前に「相手を嫌な気持ちにさせないかな?」と読み返す一手間も大切です。
既読無視はトラブルの原因に
大人ならそこまで気にならないことが、子どもの世界ではトラブルの元になる場合があります。その最たるものとしてあげられるのが「既読無視」。以前SNSトラブルについての記事を書いた際に、周りにリサーチをしたところ、既読無視が子ども同士でのトラブルの原因になる場合が多々あることがわかりました。小5の長女と、遊びに来ていたお友達たちに聞いてみると、「既読無視をしょっちゅうする子は、トークグループから外される」「◯◯ちゃんはいつも既読スルーするくせに、決まったことに後から文句言うから面倒」などなど、不満が続々と出てきました。「子どもの世界では確実なレスポンスがキーポイントになる」ことをしっかり踏まえて、スタンプだけでも返事をする癖をつけておいた方がいいかもしれません。
個人情報や写真の送信は慎重に
知っている人としかメッセージのやりとりはしないから、と言っても、個人情報や写真の送信には注意が必要です。送信した相手がどんな風にその情報を使うかはわかりませんし、相手が保存したりスクリーンショットを取っている可能性もあるため、一度送ってしまったメッセージを、完全に消すことは難しくなります。低年齢のうちは特に「こうしたらこうなるかも」という見通しがうまく立てられない子が多いので、「家族以外には自分やお友達の写真は送らない」「名前や住所・電話番号などは誰に聞かれても、メッセージでは送らない」といったルールを作っておくのがオススメです。
番外編:Hamicアプリなら他の人とのやり取りを見守れて◎
うちの娘たちは、二人ともファーストスマホとしてHamicMIELSを使ってスマホデビューをしました。HamicMIELSでは、メッセージのやり取りにHamicアプリ(Hamic端末以外の一般販売されている端末でも使用可能。)を利用するのですが、これが、メッセージのやりとりを学ぶ上ですごく役に立ちました!親と子でのやりとりは、基本的なスキルを学ぶ上で重要ですし、他の誰かと子どものやりとりを、「閲覧者」として親が見ることができるシステムになっているため、メッセージの内容でよくないところがあったら、すぐに子どもにフィードバックをすることができます。一般のスマホにデビューする前に、ワンクッションとしてHamicMIELSを経由するのもいいですね。
まとめ:小学生のうちにしっかり練習を!
キッズ携帯やスマホを使い始めるお子さんにシェアしたい、電話やメッセージのマナーについてご紹介した本記事、いかがだったでしょうか?
これまで、小学生姉妹の、キッズ携帯・スマホデビューを見守ってきた私個人の意見としては、高学年になってきて、親の言うことに反抗したくなってくるまでに、親が教えられる範囲のマナーやルールをしっかり練習しておくのがすごく大切になってくるように感じます。(小5長女は、今では「これはこうした方がいいよ!」とアドバイスしただけで、ムスッとして無視してきます。)
簡単なものから、先を見据えて習慣づけておきたい物まで、ぜひキッズ携帯・スマホデビューのタイミングで教えてあげてくださいね。