皆さん、こんにちは。この記事は、小学生姉妹と0歳ベビーの母で、はみっく編集部でライターをしている筆者が、「子どもがスマホを欲しがるけど、小学生にスマホは早いんじゃ?」と悩んでおられるパパ・ママの疑問にお答えする記事になります。
「ギガスクール構想」など、子どもたちの中でもデジタル化はどんどん進んでいます。デジタル機器を利用することで、学びやコミュニケーションが豊かになる一方、親としては気になる点や、心配な面も目につきますよね。
そこで今回は、実際にスマホを使わせている我が家の長女や、周りのお家のママたちに、スマホを利用する上での注意点や、子どもたちが安全にスマホを使うためのポイントをリサーチしてみました!
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スマホは本当に必要?小学生のスマホ利用の実態
データから見る「小学生のスマホ所持率」
小学生にスマホを使わせるのは早いのかどうか、を考えるにあたって、まず知っておきたいのが、実際の小学生のスマホ所持率です。NTTdocomoのモバイル社会研究所が2021年に調査した「親と子の調査」によると、スマホを持っている子は、小学校低学年で15%、高学年になると33%。2018年から2021年までの間で倍以上の数値になっていることから考えると、2021年のこのデータよりも、現代はさらに多くの小学生がスマホを持っている、と言うことになるでしょう。
[参考:子どものスマホ所有率上昇 小学生でキッズケータイ所有を上回るの …]
実際どうなの?小学生に聞いてみた
実際に、小5の長女に聞いてみたところ、クラスでスマホを使っている子は約3分の2ほどで、中には数名、お下がりスマホを家庭内でのみ使用している子もいるそうです。「クラスLINEグループ」で、翌日の持ち物の確認をしたり、お楽しみ会のアイデアを出し合ったりもしているようで、スマホは持っていないけど、自宅用のタブレットにLINEを入れて使っている、という子もいるのだとか。スマホを持っていなくても、代わりになる端末を使っているなど、小学校高学年になると、みんなそれなりに自分が自由に使える端末を持っているのかなあという印象を受けました。
「小学生にスマホは早い!」というおうちはどうしてる?
小学生にスマホは早い!とシャットアウトしているママにも話を聞いてみました。子どもはスマホを欲しがるけど、もう少し成長してから持たせようと考えている、というお家がほとんどで、持たせない理由としては、「使い過ぎが心配」「他の兄弟も持ちたがりそう」「おもちゃやゲーム機の代わりになってしまいそう」などが挙げられました。防犯のためにGPSやキッズ携帯を別で使っていて、それで事足りている、という意見もあるなど、お子さんの生活スタイル(例えば、よく外遊びに行くかどうかや、習い事をしているかなど)や性格(すぐ壊しそう・ゲームなどに熱中しそう、など)から「スマホを持たせるのは早い」と感じる保護者の方もおられることがわかりました。そういったお家は、中学入学や塾に通うようになるなど、お子さんを取り巻く環境が変わるタイミングで、スマホを買うパターンも多いようです。「子どもは欲しがっているけど、どうしても小学生の間はスマホを持たせたくない」と考えておられるのであれば、「何がどうなったら」スマホを持たせるかなど、親子で話し合って決めておくといいかもしれませんね。
小学生がスマホを使用する際の注意点
時間管理を徹底しよう!
前の項でも書いたように、多くの保護者の方が心配しておられるのが「使い過ぎないか」といった時間管理の問題です。無制限に見ていると、やるべきことをせずにスマホに夢中になったり、ブルーライトによる影響など、子どもの生活に悪影響を及ぼす場合も。お子さんが小さいうちは、ペアレンタルコントロール機能などで、アプリや本体の使用時間を制限するのはもちろんのこと、「スマホを見るのは宿題が終わってから」「夜◯時以降は使用しない」といった家庭内でのルールで、スマホの使用時間を管理してあげるのがいいかもしれません。
注意したいコンテンツなど親子の約束ごとを設定
年齢制限やフィルタリングの設定を行うのはもちろんですが、子どもがアプリやインターネットを使用している限り、不適切なコンテンツに出会う可能性はゼロではありません。例えば、年齢制限はクリアしていても、使ってみると、第三者との交流があり、中には出会い目的で使用している大人がいるアプリなどもあります。うちの娘も、LINEを使い始めたところ、ショート動画の視聴やオープンチャットなどのメッセージ以外の機能を制限することができず、モヤっとした経験があります。LINEアカウントは13歳以上からしか使えないことになっているため、小学生が使うことは想定されていないのは仕方ないのですが、知らない人と繋がる機能は心配なので、使わないように娘と約束しています。「知らない人と繋がる」「個人情報を入力させられる」など、お子さんに「こういうコンテンツには注意してね」と教えておいてあげるといいでしょう。その後は、年齢やスマホ使用の経験値に応じて、約束ごとの見直しを随時行うのも大切です。
ネットリテラシーはその都度レクチャー
親に秘密で課金しない、SNSに個人情報を出さない、など基本的なネットリテラシーは小学校でも教育がありますが、細かなルールは、教えようにもその場にならないと思いつかなかったり、子どもも想像しづらいため、スマホを使い始めてからその都度レクチャーしていくのがおすすめです。例えば、長文のメッセージに「はい」だけで返信しない・電話がかかってきたのに出られなかったら、気づいた時にかけ直す、など。リテラシーと言うほどではないことも、そのままにしておくと、後々トラブルの原因になる場合もあります。中学生くらいになると、周りのお友達もスマホを持っている子がほとんどになり、「SNSいじめ」なども始まる場合があるので、人間関係がスマホありきの状態になるまでに、ある程度親が教えてあげられると安心かもしれません。
小学生にも!スマホがあると便利なポイントと使い方
学習アプリの活用
小5の長女のお友達やママ友に話を聞くと、家庭学習で、スマホアプリを使用している子が多いことに気付きます。娘が習っている学習塾でも、塾のアプリで予習・復習をすることができるようになっていて、娘は塾の宿題をする際にわからないことがあったら「復習動画」を見ているのだとか。次女はまだ塾に行っていないので、有料の英語学習アプリや、九九の練習がどこででもできる計算カードのアプリなどを利用しています。(学校でもらう九九の計算カードは、九九のバラバラ練習をするとまた並べ直すのが面倒なので、アプリが便利ですよ!)有料のものから無料のものまで、ゲーム感覚で学習ができるアプリはたくさんあるので、色々使ってみて、負担なく続けていけるか、料金体系が納得できるかなど比較してみるといいでしょう。
家族でコミュニケーションを楽しもう!
娘がスマホを使っていてよかったと感じることの一つが、家族でコミュニケーションを取りやすくなったことです。仕事で帰ってくるのが遅いパパも含めたグループトークルームでは、娘がその日あったことを毎日報告しています。また、高学年になってから私が注意をすると、むすっとして自室に逃げて行くことも増えてきたのですが、そういった時にも、メッセージでなら言いたいことが言えるようで、しばらくしてから謝罪メッセージがきたり、私がまだ怒っているかを試すような「晩御飯なに?」といったメッセージがくることもあります。(笑)うちは次女がHamicMIELSを使っているので、家族でのメッセージのやり取りはHamicアプリを使っているため、夫と娘のやりとりや娘たち同士でのやりとりをコッソリ見ることができるのも、密かな母の楽しみになっています。(私が見られるのを娘たちは知らないため、私へのサプライズを企てていたり、私へのグチを夫にこぼしていることもありました笑)
HamicMIELS・Hamicアプリの活用も
次女が使っている、と先ほど書いた「HamicMIELS」は、いきなりスマホを使うのは心配な小学生以下のお子さんにぴったりのファーストスマホです。防犯ブザーが使えたり、位置情報が見られる他、アプリや端末本体の利用時間の制限がしっかりできるなど、キッズ携帯とスマホのいいとこ取りができる端末になっています。
HamicMIELSに初期インストールアプリとして入っている「Hamicアプリ」は、一般のスマホでもインストールできるメッセージアプリで、保護者と子どもと友達の三者間でのメッセージを安全に楽しむことができます。グループトークや写真の送信などもできて、コミュニケーションが楽しめる上、ショート動画やオープンチャットといったプラスアルファのないシンプルさが、親としては安心できて気に入っています。「うちの子にはスマホはまだ早そうだけど、欲しがってるし…」と迷われているご家庭は、まずはHamicMIELSから始めてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ:「早い」と思う時に使い始めることに意義がある?!クリスマスやお誕生日のプレゼントにも。
「小学生にスマホは早い!」という世間の声にお応えして進めてきた本記事、いかがだったでしょうか。早いと感じる保護者の方のお気持ちも、同じく子を持つ親としてよく理解できますし、お子さんの状況によっては、小学生のうちは持たせる必要もないのかな?という印象です。ただ、我が家の場合で言うと、まだまわりのお友達たちがスマホを使い始める前にHamicMIELSを使い始めたことで、使い方のルールや心配事への対処法を早めに考えられたのはすごく意味があったと感じています。高学年になってから、周りがみんな持ってるから!となし崩し的にスマホを導入していたら、ルールを教えようとして無視されたり、しょうもないトラブルを起こしていたかもしれません。
いつからスマホを使うか、というのはご家庭の方針が大きく関わってくる部分なので、親子で話し合って、納得のできる結論が出せるといいですね。