皆さん、こんにちは。小学生姉妹のママ兼はみっく編集部ライターの筆者です。今回ピックアップするのは、キッズ携帯にも当然のようについている防犯ブザーについて。わが家の娘たちも、何かあった時にはすぐに使えるよう、ランドセルの肩ひもに取り付けて毎日持ち歩いています。
そんな防犯ブザーですが、日頃は「お守り代わり」としての側面が強く、正しい使い方を知らずに持ち歩いている方も多いように感じます。
この記事では、緊急時に子どもをしっかり守ってもらうために、防犯ブザーの取り扱い方についてご紹介していきたいと思います!
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防犯ブザーはなぜ必要?
学校で配布されることもあるなど、不審者対策としてはポピュラーな印象のある防犯ブザー。実際にどんな風に効果があるのか、以前の記事「どれを選べばいい?小学生に持たせたい防犯グッズを現役パパが紹介!」を参考にまとめてみました!
犯罪を防ぐ抑止力になる
防犯ブザーの一つ目の効果として挙げられるのが、犯罪を未然に防ぐ効果です。ターゲットを探している不審者は、防犯ブザーを付けているのが見えている子を狙いづらいことから、犯罪を防ぐ抑止力になるというものです。防犯ブザーがランドセルの肩ひもに取り付けることを推奨されているのは、自分がすぐに使いやすいだけでなく、他の人からよく見えるという理由もあるのかもしれませんね。
周囲に助けを求められる
何かが起きた時、とっさに声が出ない場合は少なくありません。そんな時に、防犯ブザーを鳴らせば、周囲の人の目を引き、助けを呼びかけやすくなります。実際に、私の地域でも数年前に小学生の子どもが公園のトイレに連れ込まれそうになり、防犯ブザーを鳴らしたことで周りにいた人が異変に気付いて助けたという事件がありました。
また、対不審者以外に、災害が起きた時やひとけのない場所で迷子になった時など、自分の居場所を他者にアピールして助けてもらうのにも使えます。
犯罪を中止させられる
何かが起きた時に防犯ブザーを鳴らすのは、第三者に助けてもらうためだけでなく、不審者をびっくりさせて、犯罪を中止させる目的もあります。不審者ではなくても、悪いこと(深夜のおひとり様アイスクリームなど…笑)をしようとしている時、物音がすると過剰にびっくりしてしまう、という経験は心当たりがあるのではないかと思います。犯罪行為を行おうとしている時なら尚更、大きな音には敏感になっているのかもしれません。
防犯ブザーを使う上での注意点
防犯ブザーを使う意義がわかったところで、次に防犯ブザーを使う際の注意点を挙げてみました。
登下校以外でも持ち歩きを
アルソックが取ったアンケートによると、小学生は、登下校時には約半数が防犯ブザーを持っているものの、休日や放課後のお出かけではなんと約15%以下の子しか持ち歩いていないことがわかりました。子どもに危険が及ぶタイミングは、登下校時だけではありません。夕方で少し空が暗くなってくる時間帯や、習い事の帰り道など、不審者対策をしておきたいシーンはまだまだたくさんあります。ランドセルへの付け外しが面倒なら、登下校用とお出かけ用の防犯ブザーを分けて使用してもいいかもしれませんね。
[参考:【ALSOKニュース】【アンケート】小学生の子供の防犯に関する …]
「ムダ鳴らし」をしない
小学校の登下校を見ていると、特に用事もないのに防犯ブザーを鳴らしている(もしくは鳴らしてしまった)子を見かけることがあります。「うちの子なんて、大きい音が鳴って周りに注目されるのがおもしろくて、しょっちゅう鳴らしてる!」とお困りのママ友もいました。不要な時にも頻繁に防犯ブザーを鳴らしていると、肝心な時に電池切れになっていたり、助けを求めて防犯ブザーを鳴らしても信用してもらえない恐れもあります。(実際に、先ほどのママ友は、防犯ブザーが鳴ると保護者に連絡が来る機能がついているものの、頻繁に鳴らされるため、ブザーが鳴ったと通知が来ても、またか…と感じてしまうのだとか。)必要な時に、適切に防犯ブザーを使えるよう、不要な時には鳴らさないというルールを作っておくといいかもしれませんね。
電池チェックはこまめに!
防犯ブザーは、大音量を発することから電池の消耗が早めです。商品によってはブザーを3回鳴らすと電池切れになってしまうものもあるほどなので、ムダ鳴らしやうっかり鳴らしをしてしまいがちなお子さんなら特に注意して、こまめにチェックしておく必要があるでしょう。
キッズ携帯についている防犯ブザーの場合でも、キッズ携帯そのものの電池が切れてしまうと防犯ブザーも使えなくなってしまいます。お出かけの時に電池残量に不安が残る…ということにならないよう、早めの充電を心がけたいですね。
よく見える場所に取り付ける
先述の通り、防犯ブザーは、持っているのを周囲に見せることでも防犯効果を発揮します。ランドセルの中やポケットに入れて持ち歩くのではなく、なるべく見える場所に取り付けて、いつでも使えるようにしておくといいかもしれません。
キッズ携帯は、学校によっては持ち込みが禁止されていたり、ランドセルから出さないように指導されている場合もあるので、登下校時はランドセルに取り付ける防犯ブザー、お出かけ時にはキッズ携帯についている防犯ブザー、というように使い分けをしているおうちもありました。
[番外編]HamicMIELSユーザーならこんな使い方も
わが家では小2の次女が、子ども向けのファーストスマホ「HamicMIELS」を使用しているのですが、この端末の防犯ブザーには、他にはない便利な使い方があります。それは、「周囲音の録音機能」を活用すること。
防犯ブザーが鳴らされたら、端末が自動でその場の音声を少しの間録音して、保護者に送信してくれるという機能をうまく使うと防犯ブザーの利便性や効果をより高めることができます。
例えば、間違えて鳴らしてしまった時に「間違えた!」と子どもに言ってもらうようにすると、間違えて鳴らしてしまいがちなお子さんでも、本当に助けを求めている時との差がわかりやすくなります。また、メッセージや電話ができない状況でも、ブザーの紐を引っ張ると、保護者に最短でコンタクトを取ることができます。うちでも、娘が自転車ごと溝に落ちた時にたまたま防犯ブザーが鳴って、泣いている音声とお友達が「◯◯ちゃんが溝に落ちたー!」と別の子に報告している声が聞こえて助けに行ったこともありました。防犯ブザーとしての基本的な使い方にプラスして、いろんな使い方ができるのが個人的にはすごく助かっています。
HamicMIELSの防犯ブザーについてはHamicMIELSを使いこなそう!⑥【防犯ブザー編】で、より詳しく記載しているのでこちらも併せてチェックしてみて下さいね。
不審者対策だけじゃない!キッズ携帯ユーザーにも薦めたい防犯ブザー活用法
知っているようで詳しくは知らない、防犯ブザーについてのあれこれをご紹介した本記事。新しい発見や学びは見つかりましたか?
私自身は、キッズ携帯を持たせているし防犯ブザーは別で持たせる必要はないかな?と思っていたのですが、ランドセルの中にしまいこんでいる状態では防犯効果がフルに発揮できていないのだと、記事を書きながら気付きました。早速週末に、ランドセル取り付け用の防犯ブザーを買いに行きたいと思います!
この記事が、皆さんにとっても、お子さんの安全について考える機会になれば幸いです。