
みなさん、こんにちは!Hamic編集部のあもです。
この記事を読んでいるあなたはHamicってなに?キッズスマホと何が違うの?
と疑問に思われているのではないでしょうか?
そこでこの記事では、Hamic POCKETってそもそもどんなもの?普通のキッズ携帯と何が違うの?また、費用面や機能面の違いについて解説していきます!
◎【関連記事】- Hamic POCKETでLINEは使えるの?
- Hamic POCKETで写真は撮れるの?送れるの?
- Hamic POCKETは電話でやりとりできる?通話料はいくら?
- Hamic POCKETの月額料金はいくら?基本料以外にもお金はかかるの?
- Hamic POCKETのGPSの精度ってどうなの?
▽この記事で分かる事
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※2022年3月時点の比較になります。本投稿の参照時期によっては情報が古くなっている場合がありますのでご注意ください

Hamic POCKET(ハミックぽけっと)とキッズ携帯とは?
ここではHamic POCKETとキッズ携帯とはそもそもなんなのか解説していきます。
キッズ携帯とは?
三大キャリア〈 docomo、au、softbank 〉が展開する子ども向け携帯電話の通称・総称です。
基本的に発売元のキャリアの電話回線の利用契約が必要になります。
親が3大キャリアのユーザーの場合は、まず同キャリアから発売されている端末の購入を検討することが多いです。
一方で、親が格安SIMなどを利用している場合は、契約できない場合もあります。
Hamic POCKET(はみっくポケット)とは?
スマホ用ケースで有名な” iFace ”の発売元・Hamee株式会社が開発・販売しているキッズ用スマホです。
「スマホにも、補助輪を。」というコンセプトを元に
- 子どもにとってはキッズケータイでは物足りない
- 親としてはいきなりスマホを持たせるのは不安
その双方のニーズに応えるべく【プレスマホ】という新しい立ち位置の端末を提案しています。
キッズ携帯 |
プレスマホ |
通常のスマホ |
|
通話 |
〇 |
〇 |
〇 |
インターネット |
× |
〇 |
〇 |
機能制限 |
あり |
あり |
なし |
三大キャリアのキッズ携帯とHamic Pocketの機能の比較
見守り・防犯機能
防犯ブザー
いずれも引っ張って発報するタイプを採用しています。
位置確認
いずれもGPSを搭載しており確認可能です。
ジオフェンスや移動経路確認
それぞれ搭載している機能や提供サービスが異なります。
位置情報の精度
大きな差はないようです。
いつでもどこでも正確というのは難しく、利用環境によりどうしてもズレます。
知らない人対策
いずれも保護者側で端末に登録する人を管理・確認可能です。
見知らぬ人に連絡したり、逆に連絡が来る心配はありません。
通話・メッセージ
通話
キッズ携帯は、電話番号(電話回線)を利用した通話で固定電話とも通話可能です。
Hamic POCKETは、データ通信を利用した通話になります。
(LINEの通話を想像すると分かり易いです)
メッセージの送受信
ショートメール(SMS)、Eメール(MMS)、専用アプリと、それぞれ利用するものが異なります。
そのため利用端末が異なるユーザー同士のやりとりができない場合があります。(Hamic POCKETは専用アプリのダウンロードが可能な端末ならやりとり可能です)
独自機能
Hamicアプリでは、保護者が子と他の人とのメッセージのやりとりの確認が可能です。

三大キャリアのキッズ携帯とHamic POCKETのスペックの比較
サイズ・デザイン
画面サイズ
いずれも3インチ前後です。キッズ携帯もHamic POCKETもサイズ感で大きな違いはありません。本体サイズ/重さ
キッズ携帯の方が、Hamic POCKET Lより10mmほど薄く40~50gほど軽いです。(縦横の長さは目立つほどの差はありませんでした)
カメラ
Hamic POCKETにはカメラがついています。一方で、キッズ携帯には付いていないものもあります。
カメラは、自分専用機を手にしたら子どもも自由に使いたい機能のひとつなのかなと思います。
普段から親御さんが撮影する様子を見てたら、同じようにやってみたいですよね。
お子さん目線の思い出が溜まっていくのも、親子にとって魅力的な体験です。
デザイン
キッズ携帯は " THE 子供用 ” という感じの印象のものが多いです。
Hamic POCKETは大人が使うスマホに寄せた見た目になっています。(Hamic POCKETにはiFaceケースが採用されています)
これは、大人用スマホになる為に段階を踏むためにそのようなデザインになっています。

電池持ちの違い
キッズケータイの方が電池持ちは良いです。
Hamic POCKET Lが数日ほどなのに対し、キッズケータイは1週間ほどとなっています。
スマホとキッズケータイだと機能やできることが大きく異なるため、どうしてもHamic POCKETの方が電池持ちが短いです。※
これは、どちらを取るか天秤にかける大きなポイントです。
いずれも電池切れ前にアラートが親側に届きますが、Hamic POCKETの場合、お子さんに充電の習慣をつけてもらうのがおすすめです。

※ただし使い方により大きく変わります。あまり使っていないと思っても、GPSやBluetoothの通信状況等により想定より早く消耗することもあります。
※ 各キッズ携帯の連続待受け時間の情報は、GPSやBluetoothがONの状態で持ち歩いた場合とはかなり異なるものが多いため、実際にキッズケータイを使ったことがあるスタッフの実感値をもとにしています
拡張性の違い
アプリ
キッズ携帯はインターネットが使えないのでアプリを追加する仕組みがありません。

Hamic POCKETは保護者の許可制でアプリの追加が可能です。(Google Play経由)
機能追加
キッズケータイは基本的には機能の追加は行われないため、元々入っている機能のみです。
Hamic POCKETは追加開発による機能追加が可能です。(不定期でシステムやアプリのバージョンアップがあります)
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三大キャリアのキッズ携帯とHamic POCKETの契約や価格面の比較
続いて、Hamic POCKETと三大キャリアの契約面や価格面の違いについて説明していきます。
契約について(最低契約期間)
契約年数の違いによっての料金の違い
Hamic POCKETには、〇年縛り的な条件はありません。(2022年6月時点)
一方でキッズ携帯にも契約縛りはありませんが、2年利用プラン等の加入で割引が適用されるキャリアもあるため、短期間の契約だと料金が割高になる場合があります。
契約縛りとは? 最初の契約時点において、〇年の契約を強制される料金制度のこと。現在は廃止されています。 |
さらに、解約タイミングを見誤ると自動更新により次の2年利用の期間が始まってしまい解約時に手数料等がかかる場合もあるため、よく確認しておきましょう。
Hamic POCKETには複雑な条件などがありません。そこはユーザーにとっても安心できるポイントだと思います。
また、親御さんが格安SIMや大手3社が新たに提供している格安プランを利用していてキャリアのキッズ携帯を使いたいとなると、選択肢はかなり限られます。
料金が余計にかかったり、位置確認サービスが使えなかったり、そもそも契約自体できなかったり・・・、なんてことが起こる事もあります。
その点、Hamic POCKETはそういった、しがらみもなくシンプルなので、親御さんがどの回線を使っていても問題ありません。

※注意点
キッズ携帯は親子のキャリアが同一でないと契約できない場合があります。
また、キャリア違いで契約ができても、別途費用が発生する場合や一部サービスが利用できない場合があります。
Hamic POCKETは親のキャリアや利用回線問わず契約可能です。(タイミング問わず解約手数料の類もありません)
本体価格
おおよそ14,000~18,000円くらいです。
Hamic POCKETはプレスマホではありますが、キッズ携帯との価格差は思ったほどないようです。
ただ、のちに解説する月額料金の点でHamic POCKETが優れているといえます。
月額料金
キッズ携帯の料金
基本料に加え、オプション等の追加料金が必要になる場合があります。※1
Hamic POCKETの料金
追加オプションなどはなく、税込1,100円/月のみです ※2
どの機能を使っても、1,100円で収まるので管理も簡単で安心です。
キッズ携帯の場合、位置情報取得のオプション料は検索する親の契約側に加算されます。
そのため、家族トータルで月にいくらかかるのか、ざっくり計算してから比較するのが良いと思います。※3
※1 位置情報関連サービスが主なオプション対象になっています。さらに位置検索やメッセージ送信、通話毎に都度課金となるものもあります
※2 1GB以上の「高速データ通信」が必要な時は追加購入も可能です。追加購入なしでも1GB以降は月末まで自動で低速通信に切り替わり、連絡や位置情報送信は問題なくできます
※3 両親共に位置情報を検索したい場合は料金がそれぞれにかかることもありますし、位置検索の度に課金になる場合もあるので事前によく確認しましょう。なお、比較に際し基準にした3大キャリアの基本料は、条件を満たした " 割引適用後 " の価格をもとにしてます
ネットリテラシー向上に寄与できるか
キッズ携帯はインターネット自体が使えないので、リテラシーへの影響は小さいと思われます。
一方でHamic POCKETは、保護者の設定する範囲内でネットに触れ始めることが可能です。 ※各種制限設定にはGoogleファミリーリンクを使用します
成長に合わせ制限を調節することもできるので、リテラシーを徐々に高められる可能性を秘めていると考えています。
Hamicとしては、子どもたちには安全な見守りネットワークの中でネットの使い方やマナーに少しずつ馴染んでもらう必要があると考えています。
目の前にいない相手に対しどんな接し方やコミュニケーションをすれば良いのか、どんなことがどういう理由で危険なのか等、Hamic POCKETをきっかけに親子でたくさん話合ってみてほしいです。
ネットやSNSを有効に活用しながら自衛もできるリテラシーを、まずは保護者の目が行き届く範囲から身に着けてもらえたらと思います。
まとめ:どちらを選べばいい?
キッズ携帯はあくまでガラケーなので、物足りない部分も出てくることもあると思います。
それでも最低限連絡が取れればよいと考えている親御さんには、キッズ携帯が良いでしょう。
一方で、Hamic POCKETは、
- 子どもにとってはキッズケータイでは物足りない
- 親としてはいきなりスマホを持たせるのは不安
という人におすすめです。
スマホを持たせるまでの段階に、スマホリテラシーを子供に教育する事も可能です。
それぞれ重視していることや製品コンセプトが違うので、親としてどのポイントに共感・納得できるかということが判断に大きく関わります。
ネットやSNSへの考え方を改めて見直し、お子さんにはどういう段階を踏んで触れていってほしいか考えてみるのが良いと思います。
Hamic編集部よりアドバイス
LINEの利用についてよく聞かれることがあるのですが、Hamic POCKETではSNSトラブルの懸念や電池消費の面で利用を推奨しておりません(動作保証もしてません)。
LINEの利用がマストとお考えの場合は、リスクも十分に考慮した上で通常のスマホという選択肢もご検討くださいね。
飽きたり気に入らず持って出かけなくなってしまったという声も聞くこともあるので、購入前にお子さんともよく話してみてください。
お子さんが持ちたいデザインか、使いたい機能が入っているかというのも、持ち歩く習慣がつくかどうかの重要なポイントです。
あとは、ネットやSNSに対するご家庭の方針が重要になります。
まだ早いと思う方もいれば、少しずつ触れさせたいと考える方もいると思います。
トラブルやリスクを避けどこからどの程度開放していくのが良いのか、親御さんの方でもよくご検討いただけたら幸いです。