皆さん、こんにちは。
本記事では、小学3年と年長の姉妹を持つママライターが、「子育て中の転職」についてリサーチしてご紹介します。
ライターとして現在仕事をしている私自身も、実は「子育て中の転職」をした一人です。
周りのママ友たちの中にも、出産や、子どもの生活環境の変化を機に、転職を考えたり、実際に転職をしたという人は少なくありません。
でも、ただでさえ忙しい子育て中に、転職するとなると、「いい仕事が見つからないかも」「新しいことを一から覚えるのは難しいんじゃ?」と不安になって、転職に踏み切れないママもいらっしゃるかと思います。
そんな「転職したいけど勇気が出ない」という方に、参考にしてもらえるよう、この記事では、ママが転職する際の注意点やポイントをまとめていきます。
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子育てママの転職タイミングとポイント
まずは、転職しやすいタイミングや注意点を、お子さんの年齢ごとに分けてご紹介していきます。
乳幼児期(0-3歳)
この時期の転職で、一番多いケースとして挙げられるのが、育休明けの転職です。
周りでも、育休後に復職をせず転職した方や、復職後に育児との両立が難しくなり転職、というママは多くいました。
聞き込み調査の結果、乳幼児期の転職をするなら、「育休中に保育園の申請を出し、復職してしばらく働いてから転職」のパターンがいいことがわかりました。
育休から復職せずに転職しようと思うと、保育園の申し込みを出す時点では、「休職中」の状態になり、保育園への入園優先度合いが低くなってしまいます。
また、育休中の会社の「就労証明」を一旦提出しておいて、保育園が決まってから復職はせずに転職しようと思うと、入園後に再度提出する就労証明と内容が違ってしまうため、受理してもらえない場合があるのだとか。
保育園に入園させることを第一優先のタスクとして、転職は復職後にするのが良さそうです。
年少から年長(4-6歳)
お子さんがこの年齢の頃、転職を考えられるママは、専業主婦からの転職、というケースが多いように感じます。
専業主婦からの転職をする場合に気をつけたいのが、集団生活を始めるお子さんと、同時期に仕事を始めない、ということです。
入園してすぐは、午前で帰ってくる日が続いたり、「集団生活の洗礼」として病気にかかる子が多いため、同じ時期にママが仕事を始めると職場に迷惑をかけてしまう(ママ自身も働きにくくなってしまう)場合も。
お子さんの生活がやや安定してくる6月頃か、夏休み明けの9月半ばあたりから働くのがいいでしょう。
小学校低学年(小1-小4)
ママが転職を考えるきっかけランキング第一位(私の周りの人対象・私調べのランキングです(笑))が、お子さんの「入学」です。
それまでは時短勤務のパートだったのを、フルタイムの仕事にしたり、「保育園・幼稚園の送り迎えがしやすい場所」を条件に探した職場からの転職など、子どもの生活スタイルが変わることを機に、転職を考えるようになるママは少なくありません。
この時期に転職するのであれば、「小一の壁」を想定しておく必要があります。一般的には、小学校入学に伴う学童や、登校・帰宅時間についての問題が注目されがちですが、それだけではありません。
勉強や登下校など、慣れない小学校生活に適応するため、大きなストレスを抱えてしまう子は多く、子どものケアが必要になってくる場合があるのです。私の周りでも、「最近かんしゃくを起こしがち」「帰ってきたら楽しかった!と言ってるのに、朝は学校に行きたくないとグズグズする」といったエピソードをよく聞きます。
転職して時間に余裕のある仕事に就いておく方がいいのか、子どもが落ち着くまでは慣れた仕事をしておいた方がいいのか、どちらが余裕を持って子どもに接することができるかが、転職のタイミングを決める上で大切になってくるかもしれません。
小学校高学年(小4-小6)
お子さんが高学年になってくると、六時間授業の日も増え、ママの方も時間に余裕が出始める頃かと思います。
時短勤務やパート勤務の方も、働く時間を増やしたり、転職を考え始めるタイミングになってくるようです。
ママ友曰く、高学年になると塾に通う子が多くなるのが、転職にあたっての注意すべき点なのだとか。塾は、19時から21時前後のことが多いようなので、フルタイムで働き始める場合、塾の日は退勤後がかなりバタバタになります。
毎週○曜日と○曜日は時短勤務、というように対応してくれる職場だと、無理なく働けていいかもしれませんね。
子育てしやすい会社選びのポイント
どうせ転職するのであれば、子育てのしやすさをポイントに選ぶのも手です。
子育てしながらでも働きやすい職場については、以前の記事【子育てと仕事、両立できてる?ワーママが両立の術を解説します!】でもご紹介しましたので、今回は「転職して就く仕事」としての目線で、会社選びのポイントをピックアップしてみたいと思います。
通勤時間が短い職場
通勤時間が長くかかることから、転職を考えられる方も多いため、現段階では通勤時間に不満がなかったとしても、将来を見据えて、なるべく通勤時間がかからない職場を選ぶのもお薦め。
「○○駅なら近そうだなー」と行ってみると、案外駅からが遠かった、ということもあるので(私だけでしょうか?)自宅から職場までの距離だけでなく、交通の便など、実際に通勤することを想定して調べておくのもいいですね。
シフトに融通がきく職場
子育てママなら「休みたい日に休める」職場がありがたいですよね。パートの場合は、毎週○曜日が休み、という形態で雇用されるところもありますが、子どもの行事や昼で帰ってくる日がイレギュラーに入る場合もあるので、求人募集で「シフト制」のところを選ぶようにするといいようです。
学童や預かり保育を利用するのであれば、シフト制である必要もないので、ママの働き方や家族のライフスタイルに合わせて検討してみて下さいね。
在宅勤務がある会社
転職を考えられている方は、家事育児との両立に悩まれている方も多いように見受けられます。週に何日かだけだとしても、在宅勤務ができる職場なら、時間を自由に使える分、家事や育児にもちょっぴり余裕が生まれ、気持ちも楽になりそうです。
リモートワークができる会社は、同じような状況の子育てママが働いている場合が多いのも心強いポイント。
後悔しない転職活動の進め方
転職しよう!と衝動で仕事を辞めたり、唐突に転職活動を始めてしまうと、準備不足で後悔することになるかもしれません。
この項目では、転職するにあたって、どんな風なスケジュールで進めていくといいのか、周りの転職経験者ママたちに聞いてみた回答をご紹介します。
転職活動に必要な時間の目安
転職しようと考えて、動き始めてから、次の職場で働くまでの期間は、現状の雇用形態と、次の仕事で希望する雇用形態によって違ってきます。例として、私が聞いたエピソードをご紹介します。
パートからフルタイム→約半年下のお子さんが入学したら、フルタイムの仕事をしたいと考えていたAさん。 学童の申し込みは、一斉申し込み期間以外の期間だと、定員に空きがないと入会できない場合も。11月から12月の「一斉申し込み期間」に申し込むことにしました。(申し込みの時期などは地域によって異なります。) お子さんが幼稚園に通う三月までと、「小一の壁」でフォローが必要になる可能性がある四月は、パートの方が都合がいいため、学童に提出する在職証明書は、事前にパート先の会社で書いてもらいました。 求職中は学童利用不可、となっている地域だったため、パートのシフトが入っていない日に転職活動を行い、四月の末でパートを辞職。五月のGW明けからフルタイムでの仕事を始められたそうです。 |
パートからパート→約二ヶ月小学生のお子さんを持つBさんは、パート先の残業の多さから、転職を決めました。 シフト上では14時までになっているのに、忙しくて次のシフトの人と交代ができず残業になり、子どもたちが帰ってくる時間に間に合わなかったことも。 転職サイトで、別業種のパートを探し始めて、面接から採用まで約二週間で、採用が決まってから、パート先に辞職の申し込みをしました。 就業規定で、辞職は一ヶ月前に申告することになっていたため、申告した日から辞める日までの一ヶ月は、シフトを減らし、パートを掛け持ちして働いたそうです。 |
フルタイムからパート→約一ヶ月Cさんは、職場までの通勤時間が長かったため、保育園のお迎えに間に合うよう、育休から復職後、時短勤務に切り替えました。 時短勤務にしたことで職場の人たちに申し訳ない気持ちになるのに、夕方からの忙しさではフルタイムで働いている時と同じ程度というのが、「割に合わない」と感じるようになり、転職することにされたのだとか。 辞職は、一ヶ月前までに申告し、有休消化の間に求職活動をしました。結局、自宅近くで、同じ職種でパート勤務の仕事を見つけ、有休消化後からすぐに働き始められたそうです。 |
学童や預かり保育・保育園などを新たに利用する場合には、申請が必要なため、転職期間としては長くかかります。
反対に、「辞めて働き始める」だけなら、仕事を見つけるのによっぽど苦労しない限りは、約一ヶ月から二ヶ月ほどと、スムーズに転職ができることがわかりました。
後悔しない転職って?
「後悔しない転職」をリサーチするにあたって、反対に後悔した転職について聞いてみたところ、こんな回答がありました。
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シフトにあまり多く入れてもらえず、給料が大幅に減った。
→掛け持ちがNGでなければ、「辞めてから次の職場」ではなく、掛け持ちにして、新しい職場の様子をみてから辞めてもいいかも?
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在宅勤務OK!の職場なのに、一ヶ月間他県での研修が必要だった。
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採用連絡の電話で、今の職場の有休消化が終わってから働きたい旨を伝えると、一転して不採用になった。
→職務内容や実際に働き始めてからの流れなど、面接の際にしっかり確認しておきましょう。
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自宅からの近さで選んだ職場は、ご近所さんだらけで、今後の人間関係が心配。
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家事や育児を楽にしたくて転職したのに、いざ転職すると「やりがい」がなくて楽しくない。
子育て中のママの転職は、スケジュール面や家事育児と転職活動の両立などで大変な面も多いので、転職後に後悔しそうなポイントは、なるべく事前に潰しておけるよう、慎重に職場選びをすることをお薦めします。
子どもとの緊急連絡手段の確保を
転職を考える際に、もう一点考えておきたいのが、子どもとの緊急連絡の手段です。ママが働き方・職場を変えることで、これまでとは違ったトラブル(例えば、急な残業や、子どもの休暇中の出勤など)が出てくる可能性があります。そんな時に、子どもと連絡が取れないとママも不安になりますよね。
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最後に
家計のため、自分のやりがいのため、など、ママが働く理由は様々あるかと思います。
辛いなあ、と感じても「お金のために」と我慢して働いているママも少なくないのではないでしょうか?
そんなママに、私が言えることは、「我慢してまでその仕事をする必要はないよ!」「自分のことを、もう少し大事にしてもいいんだよ!」ということです。
ママになってから転職をした私自身の経験から、辛い思いをして働くママには、転職という選択肢もあることを、知ってもらいたいと思うのです。
転職をして、ママがもっとのびのびと、楽しく過ごせるのであれば、子どもたちもその方が嬉しいんじゃないかな?と感じます。
今、転職に悩むあなたと、あなたの家族の未来が、今より楽しくて、輝きに満ちたものになるよう、願っています。