皆さん、こんにちは。小学生姉妹と0歳ベビーの子育て中のはみっく編集部ライターです。
ベビーが産まれてから、私が特に気になっているのが、上の子たちに以前ほど手をかけてあげられなくなったこと。特に、現在小学6年生になった長女は、優しくていいお姉さんな性格の反面、マイペースでぼんやりしていて、忘れ物が多く、心配になることも少なくありません。

最近は学校でも連絡帳がなくなって、連絡事項はタブレットで届く仕組みに。親が目を通せる機会も減って、「今日ほんまは絵の具セットいる日やったみたい…」といった事後報告の連続です…。でも、同じ環境でも次女(小3)はしっかりチェックしており、忘れ物も少なめ。
そんなわけで、長女の「忘れ物」は性格や特性による部分も大きいのかな…と感じ、家庭でできる工夫をいろいろ試してみました。この記事では、我が家の実体験をまじえつつ、小学生の「忘れ物」対策についてまとめます。
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なぜ小学生は忘れ物が多いの?特性と背景を知ろう
「うちの子だけかな?」と思ってしまいがちな忘れ物ですが、小学生の「うっかり」にはきちんとした理由があります。叱る前に、まずは子どもの特性や背景を知っておくと気持ちが楽になるかもしれませんよ。
脳の発達段階と「ワーキングメモリ」の関係
実は、「小学生の忘れっぽさ」には科学的な根拠もあります。
東京大学大学院の研究などによると、子どもは「ワーキングメモリ(作業記憶)」という脳の機能がまだ未発達のため、一時的に覚えておく力が大人よりずっと弱いのだとか。

例えば「明日は図工でエプロンがいる」「給食袋を出して洗っておいて」といった情報を、全部ちゃんと覚えておくのは、子どもにとってはかなり難しいことなのだそうです。
大人にとっての当然が、子どもにとってはまだまだ訓練中の領域だと思うと、ちょっと見え方が変わってきますね。
習い事や予定が多すぎて「頭の中がパンパン」状態に
最近の小学生は、私たち親世代に比べて、忙しくなっていると感じることはありませんか?うちの娘たちも習い事や塾に加えて、学校行事の練習など予定がびっしりの日もよくあります。

「時間に余裕はあるけど、実は余裕がない」という子どもも多く、習い事(宿題は何ページと何ページをやってきてね!など)や友人関係(◯◯ちゃんのおうちでおやつをだしてもらったからママに報告しなきゃ!など)であれこれ覚えることが溜まっていくうちに、学校で言われた大事なことを忘れてしまう、という場合もあるのかもしれません。
「忘れ物=だらしない」ではなく、「覚えておくスペースが足りなかった」という考え方もできそうですね。
「見通しを持つのが苦手」な子もいる
忘れ物をよくする子は「これから先に何があるかを想像して準備する」という見通し力が育っていない場合もあります。
「火曜日だから図工があるよね。絵の具セットいるんじゃない?」「明日は雨が降りそうだから、プールの授業は中止になるかもしれないし、体操服も持って行ったほうがいいかも」という風に、見通しがたてられる子なら、連絡帳や口頭で持ち物を伝えられたことを忘れていたとしても、自力で必要なものを想像できます。
この「見通しをたてる能力」があるかないかは本人の性格による部分も大きく、特訓しても完全にできるようになるのは難しい場合も。(大人でも、想像が足りずに、準備不足を後悔することはありますよね。)
だからこそ、考えなくても自然に準備できる仕組みや環境づくりを、親が考えてあげられると、忘れ物も改善される可能性があると言えそうです。
ママたちのリアルな忘れ物対策!今日から試せる仕組みづくり
前の項目でも書いたように、「気をつけてね」「忘れないようにね」では防げないのが、子どもの忘れ物。
実際に我が家や周りのママたちが取り入れている、現実的で効果があった対策をまとめてみました!
付箋メモで「思い出す力」をサポート

うちの長女がここ一年くらいやっているのが、学校にいるときに、忘れてはいけないことを付箋に書いて筆箱に貼っておく方法です。
帰宅後に宿題をする時、その付箋を見て、「あっ、明日調理実習やからエプロン持っていかないと!」という感じで、思い出して準備をしているようです。自分で「これは忘れちゃいけないな」と感じて書いているためか、付箋に書いた物はほとんど忘れることなく、持って行けているのだとか。
親から見ると、「それこそ付箋に書いて忘れないようにしとかないとダメなやつやん!」という「付箋漏れ」も目につきますが、忘れそうなものを自分で思い出して準備できたという成功体験を積んで、忘れ物を減らしていけることに期待をしているところです。
宿題後にすぐ翌日の準備をする
こちらは、低学年のお子さんがいるママ友からのアイデアです。そのお宅では、以前は「寝る前に翌日の服と持ち物を準備してね」というシステムにされていたそうなのですが、夜は眠くてグダグダで、結局朝にバタバタして忘れ物…というパターンが多かったのだとか。
そこで、「宿題が終わったら、持ち物の準備までがセット」と伝えて、夕方の流れの中で明日の準備を済ませるようにしたところ、朝も慌てないし、夜もだらだらせず、忘れ物は減ったのだそうです。シンプルですが、効果がありそうなアイデアですよね。
目につく収納&見える化で忘れさせない

小学生三兄弟のママは、体操服・習字セット・絵の具セットなど、忘れがちなアイテムを、出かける直前に目につく、シューズクロークに収納しているそうです。元々は、家を出るタイミングで「あ!今日体操服いる日だった!」と忘れ物に気づくことが多かったため、出る直前に思い出してもすぐに渡せるよう、玄関の近くを定位置にしたのだとか。
他にも、タブレットに送られてくる連絡事項は、宿題を確認するタイミングで、小さいホワイトボードに書き出して冷蔵庫に貼っておく!というおうちもありました。
「忘れ物ゼロ」に囚われず子どもと一緒に工夫を
忘れ物をなくすのはもちろん大切ですが、それを親だけが背負いすぎても、お互いに辛くなりますよね。
大事なのは、完璧を目指すより「ちょっとずつ子ども本人ができるようになる」ことだと思います。親子で一緒に考えて、忘れない工夫を取り入れてみましょう!
忘れ物の「管理」を親が抱え込まない

親が「ちゃんと見てあげないと」と頑張りすぎると、子どもの主体性も育ちにくくなってしまいます。
一緒に見直す・声をかける・ちょっとヒントを出す、くらいの距離感が、子どもにもプレッシャーにならずおすすめです。それでも忘れ物をすると、親の責任のように感じて、「どうして確認しなかったの?」と怒りたくなってしまいますが、少しずつ、親が関わりすぎない「ちょうどいいサポート」を探っていきたいですね。
「困ったらこうしよう」のルールを決めておく
忘れ物をしたときでも、解決策を親まかせにするのではなく、自分で対処できるような工夫をあらかじめ準備しておくのも手かもしれません。
例えば「おはしセットを忘れた時用に、お道具箱に予備の割り箸を入れておく」「どうしても必要なものを忘れて困ったときは、先生から親に連絡をしてもらって、一学期に一回までなら親が持って行く」「別の学年や別のクラスの子に借りられないか考えてみる」など。(うちの長女は、実際に3年生の次女のクラスに言ってなわとびを借りたことがあるそうです。)困ったことになった時、どう対処するかという勉強だと思って、あらかじめおうちでシミュレーションしておくといいですね。
見守りツールも上手に取り入れてみる
忘れ物の多い子のエピソードとして、ママ友の中で話題になったのが「登校中に周りのお友達を見て忘れ物を思い出した」というパターン。うちでも、かなりよくあるシチュエーションです。最近は、キッズ携帯やメッセージ機能付きのGPS端末を持っている子も増え、忘れ物に気がついて登校中にこっそり親にSOS連絡をしてくる子もいるのだとか。他のお友達がいる登下校中に、個人の端末をランドセルから出すのはルール違反になる場合もありそうですが、我が家では、暑い時期に水筒を忘れた場合など、忘れ物が命に関わる可能性もあるので、そういうときには連絡をくれたら学校に持っていくね、と伝えています。
我が家は「Hamic MIELS nico」

家で使っている見守りツールはHamic MIELS nicoです。登下校中の安全を見守れるのはもちろん、学校にいる間はGoogleの「スクールタイム」機能で本体の操作を制限できるため、学校での活動に支障をきたすようなこともありません。子どもが忘れ物が多くて困っている、というおうちは、検討してみられてもいいかもしれませんね。
最後に:小学生の「忘れ物対策」は仕組み+声かけがカギ!
忘れ物の多い「うっかりさん」の子育てを通して、「責めたり、注意したりするだけでは改善しない」というのを実感した私ですが、ちょっとした仕組みづくりと、毎日の声かけで、子どもは少しずつ「忘れにくく」なっていることを感じています。まだまだ「うっかり」はなくならず、心配になることも多いですが、子どもの特性を知って、「思い出しやすい環境」をつくったり、忘れ物をきっかけに自己肯定感が下がらないよう、寄り添っていければと夫婦で試行錯誤をしているところです。我が家のように、悩んでいるご家族に、この記事が届けば幸いです。