
こんにちは。
毎晩寝る前に本を読んでいる小学3年生と年少の息子がいる2児の父親です。
突然ですが、小学校低学年くらいまでは子ども自身による読書よりも、親による読み聞かせを積極的に行った方が良いそうですよ。
特に絵を見ながら話を聞ける絵本の読み聞かせはおすすめで、目で情報を補足しながら話を聞くと想像がしやすく、より物語を楽しめて聞くことが苦にならないからです。
この記事では、親子で本に触れるメリット、子どもへの本の選び方、低学年の子どもにおすすめの本ランキングを紹介をします。
本に触れるメリット
親子の幸せな時間になる
子どもの語彙力、読解力向上や活字に慣れるなどの様々なメリットはあると思いますが" 絵本の内容に対する反応で、子どもの成長を感じ取ることができる ”ことが、最大のメリットではないでしょうか。
子どもが成長するにしたがって好きな絵本は変わりますし、成長すると同じ絵本でも子どもの受け取り方が異なってくることもありますし、子どもがどのように反応するかを確かめることで、子どもの心の成長を目にすることができることもあります。
子どもの内面的な成長や空想の広がりをイメージしながら、子どもが喜ぶ絵本を選んでみたり、 子どもと一緒に絵本のページをめくったりするひとときは、かけがえのない時間になると私は感じています。
「ねえ、これ 読んで」と子どもが絵本を持ってきてくれるのはほんの数年で、一緒に絵本を楽しめる期間は、 実は意外と限られています。
期間限定の絵本タイム = " 子どもとの幸せな時間 ”と、考えると、これは親子にとっての最大のメリットではないでしょうか?
想像する力や、考える力などがつく
最近は子どもにスマホやタブレットを使わせる親御さんも多いと思いますが、これによる最大のデメリットは ”終わりがないこと” です。
情報を眺めているだけなので受け身になりがちで、『このあとどうなるのだろう?』などと想像したりする場面がありません。
一方本の場合は、自分のペースで読み進めることができ、次の場面を想像したり、自分なりの考えを持つことができますよね。
本の選び方について
ひとりですべて選ばない
まず、おすすめの本の紹介の前に、私の本の選び方をご紹介します。
そもそも本を選ぶのは、むずかしいと感じませんか?
私の経験からですが、パパとママがそれぞれ《 交代で 》本を選ぶのが良いと思っています。
両親の一方のみが選んだ場合、例えば教育的配慮のあるちょっとお硬めの作品のチョイスに偏ってしまう可能性もあります。
それはそれで大切にしたいですが、パパとママの両方が本をセレクトすることで多様性が生まれ、子どもの想像力の幅を広げることに繋がります。
本を選ぶに当たっては、まずは自分でもおもしろい! 読んでみたい! と思う本を選んでみるのも良いですよ!
自分でも楽しいと思う本を読んであげることで、子どもにも本の楽しさがきっと伝わると思います。
図書館を活用する
本選びで迷ったときは、まず図書館に行くことをおすすめします。
何と言っても、図書館は無料です。
図書館を利用すればいろいろな本を試せます。
また、図書館ではお勧めの本が紹介されています。
もしお勧めの紹介がなければ、図書館の職員さんに質問してみてください。
意外と図書館の職員のみぞ知る、マイナーだけど面白い絵本を紹介していただけるかもしれません。
絵本専門の情報サイトを活用
インターネットで本探しをする際は、 絵本ナビを利用してみるのも良いかと思います。
年齢別にお勧めの作品が紹介されており、ウェブでの試し読みのほか、読者レビューも充実しています。
親としては一冊読み終えたら次の新しい本に手を伸ばしたくなるのですが、子どもからアンコールを求められたら上機嫌で対応しましょう。
結果、同じ本を10回続けて読むこともありますが、積極的に子どもの世界に付き合ってあげましょうね。
自分との幸せな時間に対して、お子さんからアンコー ルがかかったのですから。
声色を変えてみるなど、親御さん自身も楽しむことをおすすめします!
小学生に読ませたい本ランキング
今回は低学年のお子さんにおすすめの本をランキング形式で10冊ご紹介します。
10位「かいじゅうたちのいるところ」
作:モーリス・センダック 出版社:冨山房 価格:1,650円(税込)
世界的に有名なこのお話は、2009年10月に実写映画化もされています。
空想と現実が行き交って、 子どもがドキドキできる傑作です。
子どもだけではなく大人も楽しむことができるのではないでしょうか?
イラストも素敵で子どもが飽きずに読み進めることができ、人と人とのつながり、親子の絆を思いださせてくれるあたたかい本だと思います。
9位「おしりたんてい むらさきふじんのあんごうじけん」
作:トロル 出版社:ポプラ社 価格:1,078円(税込)
おしり探偵シリーズはどの作品も傑作だと思います。
初めて見たときはおしりが顔ということに衝撃を受け、どちらかというと下品な作品なのではないかと思っていました。
しかし、下品ではなく非常に上品な推理本でした。
長男も次男も大好きな作品で、読み進めていく迷路や間違い探しなど子どもを飽きさせない工夫が施されています。
イラストもとてもかわいく、子どもにもわかりやすい推理小説なので非常に読み進めやすいですし、子どもとのコミュニケーションをとりやすいと思います。
8位「エルマーのぼうけん」
作:ルース・スタイルス・ガネット 出版社:福音館書店 価格:1,320円(税込)
絵本から文章が主体の本への移行するのに、最適な本ではないでしょうか?
文字、ページ数ともに絵本に比べれば多くなっていますが、時折イラストがふくまれており読み進めやすいのではないかと思います。
7位「マインクラフト はじまりの島 MOJANG OFFICIAL PRODUCT」
作:マックス ブルックス 出版社:竹書房 価格:1,430円(税込)
子どもの間で流行っているマインクラフトのゲームが好きであれば、普段ゲームしかしていない子でも読み切ることができそうな不思議な本です。
敵が出てくる箇所があるので、楽しく読めるのではないでしょうか?
内容はやや淡々としていて展開がゆっくりですが、緊迫した場面ではスリリングで読み手を惹きつけ手に汗を握ります。
場面や情景、感情の描写が丁寧だと感じました。
6位「きりみ」
作:長島祐成 出版社:河出書房新社 価格:1,485円(税込)
普段何気なく食べている魚の切り身ですが、もともとはどんな姿なのか考えるいいきっかけになると思います。
サケ、マグロ、ヒラメ、カレイなど魚譜画家によるイラストが美しく、とても勉強になる本だと思います。
5位「つまんない つまんない」
作:ヨシタケシンスケ 出版社:白泉社 価格:1,430円(税込)
ヨシタケシンスケさんの本はイラストがかわいく非常に読み進めやすいので、何度も読んでしまいます。
つまんないってどんなこと?
” つまんない ” をどんどん追求しており、” つまんない ” だけでこれだけ展開するヨシタケさんの引き出しの多さに脱帽です。
爽快で意外なラストに子どもも大喜び間違いなしの本だと思います。
4位「れいぞうこのなつやすみ」
作:村上しいこ 出版社:PHP研究所 価格:1,320円(税込)
この本は突然身近なものが ”おやすみがほしい” と言い出すシリーズです。
今回は夏場に冷蔵庫がお休みするお話です。
特徴としては小気味の良い関西弁で繰り広げられており、テンポよく読み進めることができます。
また、イラストも豪快で非常に楽しいです。
次々起こる予想外の展開に子どもたちは釘付けになり、アンコールが待っていると思います。笑
3位「一休さん」
作:寺村輝夫 出版社:あかね書房 価格:1,320円(税込)
お馴染みの「はしをわたるべからず」や「びょうぶのとら」をはじめとする一休さんのとんち話がわかりやすく面白く描かれています。
個人的には一休さんの話を知らずに大人になる訳にはいかない!というくらいに思っているので、ぜひ読んでみてほしいです!
親も非常に懐かしく感じると思いますよ!
2位「すきなこと にがてなこと」
作:新井洋行 出版社:くもん出版 価格:1,400円(税込)
誰でもすきなこと・にがてなこと両方あるが、そばにいる誰かが支えてくれているからうまくいく。みんなつながっている。
内容がは理解しやすく道徳的なので、子どもに読んであげるのによい本だと思います。
1位「かあちゃん取扱説明書」
作:いとうみく 出版社:童心社 価格:1,320円(税込)
4年生の哲哉がつくりはじめた『かあちゃん取扱説明書』
この説明書を書くにあたり、かあちゃんを観察することで知らなかった一面を知り、深く物事を考えることができるようになり哲哉の成長が感じ取れると思います。
ぜひ親子で一緒に楽しんでほしい本です。
※ここでご紹介している本の価格は2022年12月2日時点のものになります
まとめ
本に触れるメリット、本の選び方、おすすめの本を紹介いたしました。
小学校低学年の子どもにとっては絵本⇒読書本への移行期間であるため、字が大きく、イラストがたくさん入った本を読ませるのがよいかと思います。
子どもと一緒に本を楽しむことで、子どもの成長を間近で実感できる瞬間があるのではないでしょうか?
ぜひ本屋や図書館に足を運び、子どもと本を選んで、本を楽しんでもらえたらと思います!!