子どものための災害対策って?小学生から始めたい防災リュックのすすめ

皆さん、こんにちは。小学生姉妹と1歳の男の子を子育て中の、はみっく編集部ライターです!

9月1日は防災の日。ニュースやテレビの特集番組を見て、「我が家も防災対策を考えなきゃなあ…」と思ったパパママも多いのではないでしょうか?

「うちは防災対策はバッチリ!」と考えておられる方でも、案外忘れがちなのが、お子さんの災害対策。
小学生になると、登下校やお留守番中など、子ども自身が自分の身を守らなければならない場面も増えてきます。

今回は、神戸在住の私が気をつけているポイントや、ママ友から聞いて実践している小学生向け防災リュックの準備ポイントと防災アイテムとしてのキッズ携帯の活用法を紹介します。

 

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小学生の防災準備は何から始める?

先日、小6の長女の参観日に「防災リュックには何を入れるか」というテーマの元、子どもたちの話し合いに親も参加する授業がありました。

私がおじゃました班では、「防災リュックが家にあるか分からない」という子が5人中3人(うち1人はうちの娘です…)。どんなものを持ち出せばいいかも見当がつかない様子でした。

まずは自宅の防災用品について情報共有を!

というわけで、小学生のお子さんがおられるおうちで、まずやるべきことは、「我が家の災害への備えについて情報を共有すること」!自宅で被災した場合の食材や水のストックについて、どこかに避難する場合に持ち出さないといけない物を保管している場所についてなど、子どもにも伝えておきましょう。「親が知っていればそれでOK」ではなく、子どもだけが家にいる時に被災する可能性も考えておくのが大切です。

子育て世帯用の避難リュックの中身って?

自宅からどこかへ避難する場合に、持ち出すものをまとめた「避難用リュック」。内容は各家庭で異なるのは当然ですが、子育て家庭の基本アイテムとしてあるといいかな?というアイテムは以下のとおりです。

  • 水や食料(子どもが食べやすいもの)

  • 懐中電灯

  • タオル、マスク、絆創膏

  • ホイッスル、テーピングなどの避難途中で役立つアイテム

一般的な防災用持ち出し袋だと、フリーズドライ食品やクラッカーなどの食品を入れておくケースが多いと思いますが、避難所生活の経験があるママ友曰く「食べ慣れない食品は、食べたがらない子も多いから、子どもが食べやすいものを準備しておくといいよ!」とのこと。我が家の場合は、個包装のふりかけをリュックに入れています。

「避難中の命を守る防災グッズ」も忘れずに!100均アイテムも◎

他に、授業参観の中で話に上がったのが、防災リュックの中には避難途中で役立つものも含めて考えるのが重要、ということでした。別の保護者の方がおっしゃっていたのが、避難の途中で予期せぬアクシデントに見舞われた際、100均にも売っているような、ホイッスルやテーピングなどがあれば、命を守ることができるかもしれない、というお話でした。避難所でもある小学校に向かっていた小学生が、倒壊したブロック塀の下敷きになってしまったというニュースを見かけたことがあります。

自宅から避難所までの道のりで危険そうな箇所はないか、どんなアイテムがあれば危険を回避できるか、家族で話し合ってみてくださいね。

キッズ携帯やスマホなどで登下校の安全対策を

小学生が登下校中に起きた大阪での地震。うちの娘達はまだ未就学児でしたが、小学生のお子さんがおられるママたちは大パニックになっていたことを未だによく覚えています。

もう学校についているのか、登校中の我が子は無事なのか、学校に問い合わせる保護者が殺到し、ただでさえ繋がりづらい災害後の電話回線にヤキモキしたと言っていたママ友もいました。
そんな、子どもが親と一緒にいないシーンで災害にあってしまった場合に役立つのが、キッズ携帯やスマホなどのデジタルデバイスです。

災害時の家族との連絡方法にも。デジタル端末の防災活用例

キッズ携帯やスマホといったデジタル端末は、「安心のための防災対策グッズ」のひとつとして、日頃から活用するのもおすすめです。例えば、GPS機能を使えば、子どもがどこにいるのかすぐに確認ができますし、災害用伝言板を活用したり、「電話回線よりも繋がりやすい」とされるインターネット回線を利用した通話(LINEなど)をしてみることもできます。

いざという時使えない、を防ぐためにしっかり管理を!

デジタルデバイスを防災グッズとして使う上で、最も大切なのが、端末本体の管理です。いざという時に電池が切れてしまっていたり、持っていると思ったら忘れてきていた、となるとせっかくの端末が全く意味をなさないという結果にもなりかねません。寝る前には充電を忘れない、お出かけのときには必ず持ち歩く、など、普段から管理をルーティン化しておけるといざというときにも焦らずに済むかもしれません。

HamicMIELS nicoなら電池が切れてもしばらくはOK

我が家の小3次女が使っているのが、HamicMIELS nicoです。スマホのようにインターネットやアプリは使用でき、キッズ携帯さながらに位置情報をサーチしたり、防犯ブザーが活用できるなど、スマホとキッズ携帯のいいとこどりをした子ども向け端末になっています。

我が家がこれを選んだ理由の一つが、端末の電池が切れてしまっても、しばらくは位置情報を発信しておいてくれる独自のシステムがあることでした。過去に、キッズ携帯を落として、そのまま電池がなくなってしまって見つからない・・・(&買い直し)という悲しい事件が何度かあったため、端末の電池が切れてしまってからも、どこにいるかがわかりやすい機能は、我が家にぴったり。「うちの子も端末の管理が苦手かも・・・」というおうちは、ぜひチェックしてみてくださいね。

先輩ママの工夫!家族で試したい準備と練習

ここまで、防災リュックについてやキッズ携帯についての内容をメインに書いてきましたが、ここからは、家族でできる日頃からの準備や練習についてまとめてみました。

防災リュックを子どもと一緒に準備しよう!

防災リュックについては前の項目でも書きましたが、ただ準備しておくだけではなく、「これはママがリュックに入れるね」「こんなグッズがあるといいかも」など家族で話し合って、一緒に準備をするのがおすすめです。ただ情報を共有しておくだけよりも記憶に定着しやすく、もしも子どもだけで被災した場合でも、「あのリュックを持って逃げないと!」と思い出しやすくなりますね。

家族で防災シミュレーション

ママ友に聞いた、家族でやっておきたい災害対策のひとつが、避難所までのルートを固定する話し合いです。家族がバラバラな状態で被災した場合の集合場所を決めておられるお家は多いようですが、連絡が取りづらくなる被災直後にすれ違ってしまうと、なかなかスムーズに合流するのは難しくなります。なるべくすれ違うことが無いよう、「自宅から避難所までのルートを固定にして、避難途中に合流しやすくしておくといいよー!」と教えてもらいました。

災害用伝言板・災害用伝言ダイヤルの練習も

災害が起きると、電話やメッセージといったやりとりがスムーズにはできづらくなります。そんな時に便利なのが、災害用伝言板と災害用伝言ダイヤルです。電話番号で登録をしておくことで、災害時にその電話番号宛にメッセージを預かってもらう(もしくは預ける)ことができ、安否確認に役立つというシステムになっています。平常時に登録だけは済ませて、いつでも使える状態にしておき、一年のうちに何回か、試しに使って見られる期間にしっかり練習をしておくと、いざというときにも安心して利用することができますよ。

最後に:防災準備で押さえておきたいポイントを話し合おう

小学生を対象にした防災リュックや災害時のために備えておきたいポイントをご紹介した本記事、いかがだったでしょうか。9月1日の「防災の日」は、防災に関する準備を見直す良いきっかけです。一般的な防災グッズだけでなく、「子どもがいる我が家」の備えについて、しっかり考えてみられるといいですね。

この記事を参考に、子どもと一緒に防災リュックを準備したり、災害対策について家族で話し合ってみていただけると幸いです!

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