小学生の放課後の過ごし方と言われて、どんな事が思い浮かびますか?
今の子育て世代が小学生だった頃を思い浮かべると、暗くなるまで公園で遊び回っていた気がしますが…令和の小学生達はどんな過ごし方をしているのでしょう?
帰ってすぐ遊びに行く子、習い事をしている子、家でお勉強をしている子、鍵っ子としてお留守番をしている子、祖父母宅や親戚のお家に行く子、学童に行っている子と、ご家庭によって本当に様々ですよね。
実際に現在小学5年・3年・1年の3人の小学生を育てている筆者ですが、放課後の過ごし方については本当に悩む事が多いのです。小学生ママとして5年経った今でも、何が正解なのかわからずまだまだ模索しています。
今回の記事が、同じようなお悩みを持つ親御さんのお役に立てたら嬉しいです。
小学生の放課後の過ごし方
小学生は普段どんな放課後の過ごし方をしているのか?小学生を対象に行われた調査結果(有効回答数1500名・複数回答)を見つけたので、その調査結果をもとに考察してみたいと思います。(参照:NTTコムリサーチ【小学生の放課後の過ごし方に関する調査】)
小学生は放課後「どこ」にいる?
放課後に過ごしている場所について一番多いのは「友達の家」で64.7%。次いで多いのが「公園や広場など、外」で57.3%、3位が「自分の家」で51.2%です。
他の項目は「児童館・学童保育」「図書館」「百貨店やデパート、スーパーマーケットなど」「ゲームセンター」「コンビニ」「その他」となっており、それぞれ5〜10%前後という結果でした。
我が家では1年生の子は自宅で過ごすことが多く、3年生と5年生の子は放課後予定のない日はほとんど外や公園に遊びに行っています。
子供の学年や性格・周りの環境によっても放課後の過ごし方は違うと思いますが、我が家の子供達も概ね調査結果通りの過ごし方をしていることがわかりました。
小学生は放課後「なに」をしている?
小学生が放課後1人で過ごしている時になにをして過ごしているかで1番多かったのは、「テレビを観る」で63.9%でした。
次いで「ゲームをする」57.9%、「本・マンガを読む」55.5%となっており、ほとんどの小学生がテレビやゲーム、読書をして過ごしている事がわかりました。
また、男子では1位の「ゲームをする」が66.9%を占めており、2位「テレビを観る」62.4%、3位「本・マンガを見る」53.1%と続き、他の項目は10〜20%と少数派な事に対して、女子は1位「テレビを観る」64.9%、2位「本・マンガを読む」58.8%、3位「ゲームをする」51.8%、4位「しゅみ(絵を描く、工作、ピアノ)」44.0%の順となっていて、男子と女子で放課後の過ごし方も違いがあるようです。
我が家の子供たちは男女比1:2なのですが、家にいる時に子供たちが何をして過ごしているか観察してみたところ、男子はほとんどの時間ゲームをしており、女子は撮っておいたドラマを観たり、塗り絵をしたり、ゲームをしたりとやる事がコロコロ変わる印象でした。
参考▽
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意外と学童に通う子は少ない?
調査結果から、意外と学童に通う子が少ないということがわかりましたが、皆さんはこの結果に対してどう思われますか?
我が家でも上の子が4年生になるまでは利用していましたし、一時期は待機児童が出るほど需要があるという印象があったので、この結果は少し意外に感じました。ただ、参考にした調査の対象の割合が高学年の方が高い場合、我が家の事例を考えてみても、納得のいく数値かもしれません。
実際に学研教育総合研究所が調査した「学童保育の利用状況」では、学年が上がるにつれて学童を利用しなくなる傾向があるということもわかっています。学童を利用している子の割合をグラフにしてみました。
では、なぜ学年が上がるにつれて学童の利用率が下がるのでしょうか?
学年が上がるにつれて学童の利用率が下がる理由
ストレスが溜まっている
学年が上がるにつれて、学校の勉強が難しくなったり、友達関係が多様化してきたりなど、子どもながらにストレスを感じることも多くなります。
日々学校生活にストレスを感じながらも頑張って過ごしている場合、放課後くらいゆっくり過ごしたいと思うのかもしれません。
学童がつまらない
お友達と遊んだり宿題をしたりするだけでは、次第に退屈になってきてしまうようです。
冒頭の調査で小学生の過ごし方としてテレビやゲーム、漫画などが人気であることがわかりましたが、学童では大抵そのどれもすることができません。
自分のやりたいことができないという子どもの気持ちを考えると、行きたくなくなってしまうのも理解できますよね。
仲の良いお友達がいない
学童に普段仲良くしているお友達がいない場合、学童に行っても楽しくないと感じる子が多いのではないでしょうか。
色々なコミュニティに属することも大切ですが、小学生のうちはストレスなく楽しく過ごせることが一番ではないかと私は思っています。
塾や習い事が忙しくなる
中学受験をする子は、3〜4年生頃になったら塾の勉強が忙しくなります。そのため、放課後はほとんど塾へ行くという子も増えてくるのです。
その他学年が上がるにつれて習い事の日数が増える子も多いと感じます。同じ習い事で週に複数回行ったりする子もいました。
学童に通うことのメリット
とはいえ、学童に通うことのメリットもあります。
筆者の経験談になりますが、上の子が学童に通っていた時に一番「学童を利用していてよかった!」と感じたのが、天候による急な早帰りの時です。
ある日、通常5時間授業の予定が強い台風の予報の影響から、3時間授業後に給食を食べて下校に変更された時があったのです。
学校からの緊急の連絡は基本的にはメールで一斉送信となる為、仕事中だった私はメールには全く気づかず、終業後にメールに気付いて慌てて学童に連絡をしました。
幸い、公立の学童だった為学校と学童で連携がなされており、無事に学童に子供達は着いていたので心底ホッとしました。こういった場合に低学年の子供だけでは対応できなかっただろうと思います。
学童は、親からすると安全に子どもを守ってくれる場所なので、共働きの場合は通ってほしいと思われますよね。お子さんが楽しんで通っている場合は全く問題ありませんが、もしも「行きたくない」という様子が見られたら、お子さんと話し合ってみることをおすすめします。
親の安心はもちろん大事ですが、実際に通う子どもの気持ちを汲んであげることも必要なことですよね。
小学生の放課後にまつわるネガティブな体験談
最後に、筆者と子供が体験した放課後トラブルをひとつ紹介します。学校からの帰宅後、子どもが公園に遊びに行った時のことです。
いつもは17時〜17時半には家に帰ってくるように言ってあるのですが、18時を過ぎても帰ってこず、当時はキッズケータイもスマホも持たせていなくて連絡手段がなかったため、さすがに遅い!と思い公園まで様子を見に行ったところ…
筆者の子供の学年の子達7人のグループ(以下Aグループ)と1学年上の子達8人グループ(以下Bグループ)で公園の入り口に集まっているのが遠目に見てもわかり、明らかに揉めているようでした。
両グループから話を聞いたところ、両者一方通行で話し合いにならず、結果帰れず…という事でした。そこへ居合わせた為、大人としてAグループ、Bグループにそれぞれアドバイスをしました。
しかしBグループの子達は私に対しても、「関係ないでしょ?誰ですか?学校に言うんで!」の一点張り(笑)最終的に、辺りも暗くなってきていたので強制的に全員解散させ、学校へ報告の電話をしました。
このような子ども同士のトラブルも十分に考えられるため、先生や親の目の届かないところでの過ごし方などは、日頃からお子さんと話し合っておくと良いのかもしれませんね。
遊びに行く時にも「安心」を
このように、子どもだけで遊びに行くようになると、思いがけないトラブルは多々あるもの。帰りが遅くなったり、怪我をしたりといったアクシデントが発生することもあり、親としては心配ですよね。
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まとめ
調査結果を見て、筆者が子供の頃と今の時代の子供ではやはり変わっているんだな、と感じる部分がありました。小学生になると親には見えない部分が急に多くなり、不安なこともあるかと思います。これから小学生になるお子様をお持ちの親御さんや、今後の小学生のお子様の放課後の過ごし方に悩まれている方の参考になれば嬉しいです。