スマホ育児はNG?スマホ育児の理想的な取り入れ方

みなさん、こんにちは!

はみっく編集部のママライターで、5歳と1歳を育てる2児の母、めぐです。

今回はスマホ育児のメリット・デメリットや、スマホの理想的な取り入れ方についての記事です。

みなさんは、スマホ育児という言葉を聞いたことがありますか?小さな子どもにスマホを使わせたり育児中に保護者がスマホを利用することをスマホ育児と言うそうです。

今や、私たちの生活になくてはならない存在となっているスマホ。子育て中の親子が、スマホと上手に付き合っていくにはどうすればいいのか、この記事を通して一緒に考えていければと思います。

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論文から見るスマホ育児のデメリット

まずは、論文やデータからスマホ育児のデメリットを見ていきましょう。

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スマホ依存になる可能性がある

乳幼児のスマホ依存についての論文を読むと、スマホ依存の傾向がある人の割合は 0~6 歳の小さな子どもの中にも11.6%もいるのだとか!2 歳児だけで見るとさらに割合は高く、13.3% にまで上ります。

子どもがスマホ依存になると、頻繁に使いたがったり、自分ではスマホをやめられなくなる・スマホを取り上げると機嫌が悪くなるなどの禁断症状が現れる子もいるのだとか。

母親のスマホ依存傾向度が高ければ、子どもの依存傾向度も、比例して高くなる、というデータもあり、子ども同様、保護者も気を付けなくてはいけない問題なのだと実感します。

親子のコミュニケーションに影響が出る可能性がある

保護者がスマホ等の画面を閲覧することで、親子間のコミュニケーションや交流を阻害することを、テクノフェレンスといいます。

このテクノフェレンスを繰り返すと、子どもの抑うつや社会的引きこもり・攻撃・癇癪・多動性といった問題行動を引き起こす原因になるとの調査結果が出ているのだとか。

ちなみに、アメリカでの調査によると、48.0%の親が一日に3回以上のテクノフェレンスが発生していると回答しました。スマホを見ている時に子どもに呼ばれて「ちょっと待ってね〜」なんて、気軽に答えてしまいがちですが、子どものためにはやはり良くないんですね…。

コミュニケーション機能など低下する可能性がある

大阪大学や浜松医科大学のチームが「2歳児がスマホを1日1時間以上見ると4歳になった時にどのような影響がでるか」を研究した結果がありました。

その結果によると、2歳時にスマホを見る時間が長かった子でも、あいさつなどの社会機能は低下しなかったそうです。

しかし、自分の意見を人に伝えるコミュニケーション能力や、片づけなどの日常生活の能力はやや低めになるという結果が出てしまいました。

ちなみに、日常生活機能については、外遊びを1日30分、週6日すると悪影響が大幅に軽減出来るのだとか。

親子の時間が奪われてしまう可能性がある

子どもの検診の時などに「スマホに子守りをさせないで!」というポスターを見かけたことはありませんか?

ポスターによると、親や子どもがスマホに夢中になっていると、親子の会話の時間や体験が奪われたり、子どもの興味関心を無視することになる、と書かれています。

出典:スマホに子守りをさせないで ポスター 日本小児科医会

スマホ育児のメリット

忙しい毎日を過ごす中、スマホで少しでも育児の負担を軽減できたら有難いですよね。

私自身、友人親子と遊んだ時に、子どもがスマホでYouTubeから好きな動画を選んで、音楽に合わせて楽しそうに手拍子をしている様子を見た時には、『スマホ=子どもに悪』ではなく、使い方によって、スマホは子育てに便利なツールになるのかも?と感じたこともあります。

実際に、スマホ育児についての論文やシンポジウムのまとめを読んでみると、スマホ育児にはデメリットはあるようですが、全てに悪い影響が出るというわけではないようです。

ここからは、そんなスマホ育児のメリットについてみていきましょう。

 出典:

様々な情報に触れることで知識が増えるきっかけになる

ママ友にオススメされたのは、本の読み聞かせをしてくれるスマホのアプリです。

コミュニケーションとしては、親が実際に読み聞かせをするのには劣るのかもしれませんが、育児に疲れて、本を買いに行ったり図書館に行くのも大変と感じる時には、スマホで読み聞かせをしてもらえると、便利で助かりますよね。

博物館や水族館の映像提供や展示物を見てバーチャルで館内を見学できるサイトもあります。

お家にいながら、手軽に新しい知識を得ることができるのは、子どもにとってもいいことなのかな、と感じます。

手軽に楽しむ事が出来る

たとえば子どもが習い事に行くと月謝などのお金や送り迎えの手間もかかってしまいますよね。

スマホなら自分の好きな時に好きな場所で、手軽に楽しめることが出来ます。楽器を持っていなくてもスマホで演奏や作曲が出来たり、絵を描いたり、外国語を学んだりとスマホひとつで楽しむことが出来るようです。

本物に触れる経験も大事だと思いますが、手軽さを考えるとスマホには敵わないのではないでしょうか。

学びのサポートになる

スマホを活用すれば、学習障害や身体障害のある子の学びをサポートすることもできます。

たとえば、文章を読み上げてくれるソフトを利用したり、計算のみをソフトに頼るなど、実際の教育現場でもあらゆる形でデジタルデバイスが取り入れられています

また、デジタル教材や学習アプリを使うと、紙での学習よりも視覚的にわかりやすいので、楽しく学ぶきっかけにもなるのではないでしょうか。

イヤイヤ期に手助けになる

アンケートによると、子どもスマホを見せる場面として

  • 電車やバスなどの公共交通機関やレストランなどの公共の場にいるとき
  • 家で静かに過ごさせるため
  • 怒ったり不機嫌なお子さんをなだめたり落ち着かせたりするため
  • 自分が家事をするときの子守り代わりとして

といった場面で使われる事が多いことがわかります。

回答を細かく見ると、イヤイヤ期と呼ばれる二歳児のいるおうちは特に、電車やバスなどの公共交通機関やレストランなどの公共の場にいる時に使われているケースが多いのだとか。

外出先で騒いで困ってしまった、ママやパパがどんなに頑張っても機嫌を損ねてしまってどうしようもならなかったという経験がある方は多いですよね。そんな時は、周りの方への配慮として、スマホを使っておられるのかもしれません。

出典:育児と ICT―乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス

スマホ育児の理想的な取り入れ方

スマホ育児にはデメリット・メリットどちらもあることがわかってきたところで、ここからは理想的な取り入れ方を見ていきたいと思います。どうやら、上手に取り入れるヒントは、子どもと約束を決めることにありそうです。

 
出典:

時間を決めて使用する

自分で約束を守る努力や我慢する自制心が育つのは8歳から10歳ぐらいと言われています。

「スマホは何時間まで」といった約束が難しい、低年齢のお子さんには、親子で時間の制約について取り決めた上で、スマホの利用時間を制限できる機能を活用したり、タイマーをセットするなど、子どもにわかりやすい形で保護者が管理してあげるのも一つの手かもしれません。

内容を確認してから子どもに見せる

投稿型の動画サイトでは、子どもに人気のキャラクターの動画を装って試聴させ、トラウマになるような怖い内容や、非行を促すよう脅しつける内容の動画を作る人もいるのだとか。

子ども向けのキャラクターが使われていても、公式チャンネルの動画以外は、保護者が事前に確認することをおすすめします。

事前に確認できない場合でも、親子で一緒に見るようにすると安心かもしれません。

見終わったら消す

大人でもとくに用事がなくてもだらだらとスマホを見てしまうことはありますよね。

子どもと見る場合、見終わったら消す、要らない情報は遮断するという習慣をつけるが良いのだとか。

1つ見たらスマホを消す、15分見たら消すなど見る前に子どもと約束しておきたいですね。

【番外編】子ども向けスマホも

弊社のHamic POCKETHamic MIELSなら、利用時間を保護者のスマホから設定できたり、有害なコンテンツが出てこないよう設定することができます。保護者のスマホや、タブレットをダラダラ使わせてしまうくらいなら、きちんと大人が管理してあげられる個人端末を持つのも一つの手かもしれません。

さいごに

後悔しない子育てを!

今回はスマホ育児についてのデメリット、メリット、理想的な取り入れ方についてまとめました。

私の場合、スマホに子守りをさせないで!のポスターを見てから、スマホを見せるのは悪いことなんだと思い込んでいました。

しかし本や動物園では知ることが出来なかった、動物の鳴き声をスマホで聞いたりとスマホがあるからこそ出来る経験もあり、うまく取り入れたらいいのではと思うようになりました。

また子どもの前でスマホを触る時、天気予報見たいからスマホ見るね、メールをしたいからスマホ見るねと子どもに声をかけてから使うといいよと保健師さんから聞いたことがあるので実践したいと思いました。

子育て世代の私たちには生活の一部にもなっているスマホ。

子どもと使う時は時間などの約束を決めて、うまく取り入れていけたらいいですね。

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