
こんにちは!
この記事は、小5男子・小3女子・小1女子・1歳男子の4人の子供を育てています現役ママライターが執筆しています。
小学生になると、登下校中や放課後など、親の目が届かないことが増えるため、親としては漠然とした不安を抱えてしまうと思います。
物騒な事件や事故のニュースが連日流れてくることもあり、入学・進級シーズンの今頃に、そろそろ子供にスマホを持たせるべきか、悩み始めるパパさんママさんもいるのではないでしょうか?
ですが、子供に持たせるとはいえ今はいろいろなプランがあり、ソフトバンクやdocomoなどの大手キャリアから出しているキッズ携帯がいいのか?
アプリなどを使うことを考え普通のスマホにした方がいいのか?
子供向けに開発されたキッズスマホがいいのか?
選択肢が多くなかなか簡単には決められない方もいると思います。
というのも実は、ちょうど1年前のいまごろ、筆者も同じ悩みを抱えていたんです。
今回の記事では、そんな悩みを持つパパさんママさんが知りたい小学生のスマホ事情について調査してみました!
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小学生のスマホ事情
小学生のスマホ所持率
令和4年度の調査結果によると、
低年齢層(~10歳)の『インターネットを利用している』と回答したうち、スマホを利用しているのは24.6%となっていますが、10歳以上の小学生になるとその割合が42.8%、更に中学生になると78.1%と、年齢が上がるにつれスマホの所持率が上がっていることが表れています。
実際に筆者の家でも、低年齢層に当たる長女(9歳)と次女(7歳)に関しては、専用で使うスマホは持たせず、YouTubeを見る時はインターネットにつないだテレビを使用したり、学校から支給されているタブレットを使って調べ物をしたりしています。
ですが、長男(11歳)は、昨年の夏ごろに自分専用のスマホを持たせるようになり、インターネットを使うときは自分のスマホを使うようになりました。
筆者の子供の周りを見ていても、低学年の間はキッズ携帯を使っている子や、まだ自分専用の機器を持っていない子が多かったのに対し、中学年ごろから徐々にスマホに移行する子が増え始め、高学年になると『スマホが欲しい』と親に言うようになり、実際に所持している子が多くなる印象です。
学童の有無や、家庭の状況・地域によっても差はあると思いますが、おおむね上記の調査結果と一致すると思いました。
キッズ携帯とスマホの比較
では、キッズ携帯とスマホの違いは何か?という点について、筆者独自に比較表を作ってみました。
|
キッズ携帯 |
スマートフォン |
電話 |
〇 (連絡先登録者のみ) |
〇 |
SMS |
〇 |
〇 |
GPS |
〇 |
〇 |
LINE(SNS) |
× |
〇 |
カメラ |
× |
〇 |
アプリ |
× |
〇 |
防犯ブザー機 |
〇 |
〇 (アプリ使用で可能) |
緊急SOS機能 |
〇 |
〇 |
インターネット |
× |
〇 |
利用料金 |
500円前後 |
1000円台~ |
キッズ携帯は、簡単に言うと【子供用のガラケー】なので、多くの機能はありませんが、子供が使う最低限の通信機能と見守り機能がついています。
遊び要素のある機能はついていないことがほとんどなので、写真や動画を撮ったり、検索サイトで調べ物をしたり、SNSを使って友達と繋がったりといったことはキッズ携帯ではできません。
また、数年前までは家族で同一キャリアだと通話が無料になる家族割を利用するご家庭も多かったと思います。
ですが、近年大手キャリアが格安SIMへ参入したことや、SNSを介しての無料通話が普及したことで、親子で使用キャリアが別になるパターンも多くなっていると考えられ、そのこともスマホの所持率が上がっていることに関係しているのではないかと思います。
小学生がスマホを持つことのメリット
GPSで居場所を見守れる
実際に筆者は、親子ともにiPhoneを使用しているのですが、初期からインストールされている【iPhoneを探す】というアプリ上で長男のスマホの情報を登録しており、離れていても地図上でいまどこにいるかを確認できるよう設定しています。
放課後遊びに行ったときなど、友達同士で盛り上がって聞いていた場所と違う場所に移動することもあるようなのですが、アプリ上でどこにいるかわかるので、安心しています。
いつでも連絡ができる
家で留守番してもらっている時や、友達と出かけたときなどに、すぐに電話やLINEで連絡を取り合えるのは親としてもとても重要だと思います。
また、筆者が仕事中に先に帰宅した長男が、連絡帳の写真を取って送ってくれたりするので、助かっている部分もあります。
筆者の長男は高学年になり周りの友達もスマホを持っている子が多いので、長男も友達に「明日って体育ある?」と聞いていたり、逆に「今日の宿題教えて!」と言われて教えていたりします。
基本は親との連絡手段として持たせていますが、長男としては友達と連絡を取れるのも嬉しいようです。
わからないことなどはすぐに自分で調べられる
本を読んでいてわからない言葉があった時など、子供は筆者に聞いてくれるのですが、筆者自身でもうまく説明できないときには自分で調べてもらっています。調べすぎるのも良くないのかもしれませんが、あとから「どんな意味だった?」と聞くと、子供なりの解釈を加えて説明してくれたりするので、インプット/アウトプットが出来てこれも良いのかなあ、と思っています。
お下がりスマホをキッズスマホとして使うには(見守りに使える機能)
子供にスマホを持たせようか悩んでいるご家庭で、いざ実際に購入しようとしても、端末が高価で躊躇してしまう…という方もいるのではないでしょうか。
通話に関しては契約が必要だと思いますが、インターネットの使用やアプリの使用を目的としているのでしたら、お下がりのスマホも活用できます!
実際に筆者の次女(小1)がスマホを使いたいときには、筆者の昔使っていたスマホをWi-Fi環境下で使うようにしています。
ここでは、お下がりスマホを活用する上で知っておきたい見守り機能をご紹介します。
ペアレンタルコントロール
スクリーンタイムの『コンテンツとプライバシーの制限』を設定することで、使い過ぎを防ぐことができます。
実際に筆者は、夜間は使用できないように設定したり、YouTubeなどの娯楽系は一定の時間が経つとアプリが開けなくなるよう設定しているので、使いすぎる心配もなく安心してスマホを持たせることができました。
また、アプリのダウンロード時にパスワードを必須としたり、不適切なコンテンツを表示できないようにしたり、アプリ内課金などの購入に関しても、親の許可なしにはできないよう設定することができます。
Googleファミリーリンク
Googleファミリーリンクを設定することで、親が子供の使用しているスマホを管理することができるようになります。
アプリの使用状況や、インターネット上でどんなサイトにアクセスしたかなども確認・管理することができるので、子供がどんなことに関心を持っているのか知ることもできます。
こちらの機能に関しては、筆者はHamicPOCKET(キッズスマホ)を介して利用しています。
スマホを管理するのはもちろんですが、端末の電池が少ない時に通知が来て教えてくれる機能もあり、一定期間使わないとつい充電し忘れてしまう筆者にとってはとてもありがたい機能だと思っています。
さいごに
いかがでしたか?
最初にお伝えしたように、筆者もちょうど1年ほど前、子供たちにスマホを持たせるか悩んでいました。
結果として我が家では現在、小5長男には個人用のスマホを。
小3長女にはHamic POCKETというキッズスマホを。
小1次女にはキッズ携帯を持たせて、約1年使用してきました。
それぞれ違うお友達と違う場所に遊びに行ってしまうこともあるので1人1台持たせてきましたが、次女のキッズ携帯に関しては思っていたほど使う機会がなく、電源が切れても気づかないこともあるくらいなので、近々解約予定で考えています。
使用していく中で、子供受けが良かったのがHamic POCKETです。
大人用のスマホと同様にカメラ機能やインターネットが使えて、見た目も”スマホ感”があるのが嬉しいようでした。
長女のHamic POCKETをうらやましがり、最近次女も欲しい!と言っているので検討中です。
紹介したように、年々小学生のスマホ所持率は右肩上がりに増えています。まだ必要ないと思う方ももちろんいると思いますし、逆に小学生のうちに持たせたい!と考える方もいると思います。
筆者の場合は後者で、親がしっかり管理・把握できるうちにしっかりとスマホを使用するルールを親子で共有していきたいと考えています。
いろいろな考え方はあると思いますが、スマホを持たせようか悩んでいる方にとって、また子供のスマホの使い方に悩んでいる方にとっても、今回の記事が役に立つと嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。