キッズ携帯よりスマホの方が安い!?ショップでスマホをおすすめされる本当の理由

皆さん、こんにちは。

小学生姉妹のママで、はみっく編集部ライターです。

突然ですが、皆さんの周りで「キッズ携帯を見に通信キャリアのショップに行ったらスマホを薦められた」「キッズ携帯よりもスマホを買う方がお得になるらしい」といった話を耳にしたことはありませんか?

私自身、小5の長女がまだ低学年だった頃には、ママ友たちからは「キッズ携帯か見守り用GPSのどちらを買うか迷っている」とよく聞いていたものですが、現在小2の次女の周りでは「キッズ携帯かスマホで迷っている」ママの方が多いように感じます。

そこで今回は、実際にキッズ携帯やスマホを子どもに使わせている方や、キャリアショップで働いているママ友など、「ママネットワーク」によるリサーチを元に、キッズ携帯とスマホが比較されるようになった背景や、キッズ携帯とスマホの比較をご紹介していきたいと思います。

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 キッズ携帯とスマホが比較されるのはなぜ?

冒頭でも書いた通り、これまではキッズ携帯と比較されるのは、どちらかと言えば見守り用GPS端末などが多く、「スマホはもう少し大きくなってから」というイメージがあったように感じます。

しかし最近では、キッズ携帯と比較される対象としてスマホが仲間入りするようになり、低学年の子でもスマホを持っている子が増えてきている印象です。

キッズ携帯が多機能化

理由として考えられるのが、キッズ携帯の機能の向上です。長女が入学した2020年頃には、キッズ携帯の機能といえば、ほとんど電話とSNSのみ!見守りサービスに加入している親側から、位置情報を見るのがメインの端末だったと記憶しています。

それが今では、カメラ機能やメッセージ機能が進化した端末が発売されるなど、コミュニケーションツールとしての機能が発達し、よりスマホ寄りになってきているようです。「両親や祖父母から始まり、仲のいいお友達ともグループメッセージをするようになり、これならスマホを使うのと大差ないかも、と乗り換えを検討中」というママもいました。

 格安SIMなどスマホ料金の低下

ここ数年で、MVNO等、格安SIMキャリアを使っているご家庭も随分と増えてきたように感じます。

株式会社MM総研の2023年1月の調査によると、スマートフォンの月額利用料金は平均4,458円で、2020年からる比べると876円も減少しているのだとか。[参考:株式会社MM総研「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態」]

周りのおうちに聞いてみても、データ容量をたくさん使わない小学生なら、月々のスマホ利用料は800円から1200円程度と、キッズ携帯とそんなに変わらない料金に抑えられることから、低年齢のお子さんでも気軽にスマホを使うようになってきたのかもしれません。

スマホの機能制限

[画像内写真引用:apple 「iPhoneでアシスティブアクセスを設定する」]

スマホはいろんな機能があって、子どもが使うには心配…というパパ・ママは多いでしょう。そういった大人側のニーズにも応えるべく、モードを切り替えて機能を制限できる端末が発売されています。

iPhoneならアシスティブアクセス、その他の端末なら「ジュニアモード」などの名称で、ホーム画面のシンプル化が出来るようになっている場合も。低学年のうちは一部機能を制限して使用し、年齢が上がってきたら制限を解除して、同じ端末を長く使うことができるのは便利かもしれませんね。

 キャリアショップでスマホを勧められるのはなぜ?

スマホとキッズ携帯を同じような用途・同じような感覚で使用できるようになってきていることは、前の項目でわかってきましたが、ではなぜキャリアショップではキッズ携帯よりもスマホを勧められる場合があるのでしょう?

大手キャリアショップと、MVNOキャリアショップのそれぞれで働くママ友に聞いてみました。

 ※あくまでママたちの個人的な意見です。必ずしもこういった背景だけではなく、別の理由がある場合や、スマホではなくキッズ携帯を勧められる場合もあるかとは思いますので、参考程度にご覧下さいね。

 

キャンペーン機種を売りたいケース

家電量販店や大型ショッピングモールなどで「新規購入なら機種代金が実質1円に!」といったキャンペーンが行われているのを見たことがある方は多いでしょう。

大幅すぎる値引きは昨年末あたりから廃止されているものの、元々が低コストなモデルはまだまだ0円や1円でキャンペーンになっているのを見かけます。

キャリアショップからすると、機種変更ではなく新規契約で購入してくれて、スペックの高い機種を求めていない場合が多いキッズユーザーは、キャンペーン機種を売るのにぴったりなお客様なのだとか。

「この機種ならキャンペーンで安いから、キッズ携帯よりお得ですよ!」といったフレーズで特定のスマホを勧めてくる場合は、「安い」以外にその機種に魅力に感じる部分があるか、慎重に検討してみた方がいいかもしれません。

キッズ携帯卒業間近なケース

NTTドコモの研究グループ「モバイル社会研究所」が関東1都6県の小中学生とその保護者に調査したデータによると、2023年11月時点でのスマホデビューの平均年齢は10.6歳。細かく内訳を見てみると、約30%程の子が小学校の卒業・中学入学のタイミングでもある12歳で購入しているようですが、平均年齢とされている10歳以下の7歳・8歳・9歳で購入しているお子さんの割合もまた、合計すると約27%にものぼります。

スマホを何歳から持たせるかは、ご家庭の方針もあるかとは思いますが、子ども自身のやりたいことや性格・行動パターンなどから、キッズ携帯を卒業してスマホに買い換える日も近いのかな?と感じられるケースでは、買い換える手間や端末代金考えると、キッズ携帯よりもスマホの方がお得になる場合もありそうです。

[参考:モバイル社会研究所「2023年親と子の調査」]

 キッズ携帯とスマホ、どっちがいい?

ここからは、キッズ携帯とスマホをいろんな面から比較して検討してみたいと思います!

 価格的にはほぼ同条件

キッズ携帯は安い、というイメージがありますが、実際には端末代金が2万円程度と、月々の通信費用(800円前後)がかかってきます。スマホの場合、選ぶキャリアや端末によって価格差が大きく、安ければ本体代金は0円から、通信料は300円程度から1200円ほどまでまちまちです。

「キッズ携帯程度の使い道なので、月290円でデータ通信が1Gbまでの日本通信のプランを使っている」と言っていたママ友もいました。通信契約や端末の購入など、ある程度のweb知識があるのであれば、スマホを購入する方が安くなるケースも多いようですが、プランや端末のことを比較したりするのが面倒で、大手通信キャリアでスマホを購入するのであれば、キッズ携帯を購入する方が、結果的にリーズナブルになるかもしれません。

「長く使える」かはお子さん次第?!

「低学年のうちは機能を制限して、少し大きくなってきたら通常のスマホとして、端末を変えずに長く使えます」といった「売り文句」で、キャリアショップでスマホを購入したというお家がありましたが、実際に長く使えるかどうかはお子さんの性格にもよるのかな?という印象です。

と言うのも、我が家の長女、五年間でキッズ携帯1台とキッズスマホを1台を失くし、更に落とし物として二度警察に届けられていたのを取りに行ったこともある、筋金入りの「落とし屋」なのです…。うちの娘ほどではなくても、水着のポケットに入れたままプールに入ってしまった、自転車のカゴから飛び出て溝に落としてしまった…など、大人では考えられないスマホトラブル?を起こすのが子どもというもの。長く使うつもりで購入すると、アテが外れてがっかりすることになりかねないかもしれません。

 親の通信キャリアも要検討

キッズ携帯で使われている見守りサービスは、保護者が子どもと同じキャリアを使っていないと契約できないことがあります。最近は、親子で同一キャリアではなくても、提携している格安SIMキャリアなら、見守りサービスを契約できる場合もあるので、お子さんにキッズ携帯を購入する際には親と同じキャリアでなくても見守りサービスが使えるのかどうかをチェックしておくといいでしょう。

もちろん、お子さんがスマホを使う場合には親と通信キャリアを合わせる必要はないので(親子で同一キャリアにするとお得になるキャンペーン等があるところもありますが。)親が格安SIMキャリアを使っているお家はそのあたりも判断基準になってきそうですね。

「Hamic MIELS」ならキッズ携帯とスマホのいいとこ取り

我が家の小2次女が使っているのが、キッズ向けの「ファーストスマホ」HamicMIELSです。

キッズ携帯よりも機能面でスマホに近いものの、機能制限や防犯性能はスマホ以上で、親としては安心して使わせることができます。

親が格安SIMキャリアを使っていても、問題なく見守りサービスが使えるのも嬉しいポイント。

小学校入学時にはキッズ携帯を購入するか迷っていた時もありましたが、長女や周りのお友達を見る限り、3,4年生あたりでスマホを欲しがるようになるため、それまでの間に少しでもデジタルリテラシーを身につけてもらえたらと、HamicMIELSを使用するに至りました。

選択肢の一つとして、検討してみてくださいね。 

最後に

スマホとキッズ携帯を比較してきた本記事、いかがだったでしょうか?キッズ携帯・スマホのそれぞれに違ったいいところがあるので、ご家庭の状況やお子さんの性格に合わせて、ご家族で検討してみてください。

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