【2023年-2024年】キッズスマホブランドが小学生におすすめのキッズ携帯を徹底比較。

皆さん、こんにちは。Hamic編集部です。

今回は、子ども向けの「ファーストスマホ」を作っている私たちの視点から、2023年12月現在販売されているキッズ携帯を徹底比較してみよう!という記事です。

本記事を執筆している私自身、現在4年生と1年生の娘たちが入学する時期に、キッズ携帯の購入を検討したことがありますが、通信料や防犯性能など、比較すべき点が多すぎて、混乱した覚えがあります。

と、言うわけで、この記事では「そろそろキッズ携帯を買おうかな?」というパパ・ママの参考になるよう、現在発売しているキッズ携帯から人気のある機種をピックアップ&比較してご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

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キッズ携帯の選び方ポイント

まずは、どんなポイントでキッズ携帯を選べば良いのかをご紹介します。

保護者とキャリアを合わせる必要がある

 キッズ携帯は、基本的には保護者が同じ通信キャリアを使っていることを前提としてサービスが提供されています。例えば、子どもがdocomoのキッズ携帯を使いたい場合、親がdocomo以外だと、子どもの位置情報を検索するための「イマドコサーチ」が利用できません。ahamoなら位置情報検索結果をメールで受け取れるなど、例外はありますが、親子が同キャリアの場合と全く同じように使える訳ではありません。

子どもが契約をすると、親も通信料金が安くなるプランもあるので、親が今使っているキャリアにこだわりがなく、子どもが気に入ったキッズ携帯があるのであれば、親子でキャリアを乗り換えてしまうのも手かもしれません。

反対に、親がキャリアを乗り換えたくないのであれば、子どものキッズ携帯も、親と同じキャリアから選ぶか、親子が同キャリアではなくても使える端末(詳しくはこの項の【番外編】をご覧下さい。)を選ぶ必要があると言えるでしょう。

デザインから選ぶのも◎

デザインが気に入らないと、子ども自身が持たなくなり、キッズ携帯の防犯性能を活かせなくなる可能性も。

キッズ携帯といえば、子どもらしいキャッチーなカラーの端末を想像しがちですが、最近は、スマホっぽい見た目のものが増え、シャビーな色味やシンプルなデザインのものなど多様性が出てきています。子ども自身が持ちたくなるような、気にいるデザインの物を探してみるのも、選び方の一つかもしれませんね。

【番外編】保護者が格安SIMキャリアユーザーなら…

キッズ携帯を使うのであれば、親子のスマホキャリアは統一しておく方が良い、と先程書きましたが、ご家庭によってはそうできない場合もありますよね。そんなおうちにおすすめしたいのが、キッズ向け端末のHamicMIELSHamic POCKETです。保護者のスマホキャリアに関わらず、アプリで見守りができるため、親子の通信キャリアを統一する必要がありません。

月々の通信料は、キッズ携帯より高くはなりますが、今の時代に欠かせないネットリテラシーを、親の管理のもと、実践的に学ぶことができます。

キッズ携帯選びで迷ったら、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてくださいね。

docomo(ドコモ)キッズケータイKY41C & SH03M

ここからは、キャリアごとに人気のある機種をピックアップし、端末についての基本情報をご紹介します。

 KY41C

 

[画像:docomo キッズケータイKY41C

 2023年2月に発売された、docomoの中では最新機種がこちら。少しくすんだ色味がかわいいと話題の端末です。

機能としては、遠隔操作でマナーモードをオフにできたり、子どもが電話に出ない時にも自動的にスピーカーで通話ができるのが特徴。電話をかけてもマナーモードにしていて気付かない!遊びに夢中で気付かない!というケースは多いので、子どもと連絡を取る上では画期的な機能だなと感じました。

SH03M

[画像:docomo キッズケータイSH03M

 2020年発売の一つ前の機種がこちらのSH03M。最新機種よりはリーズナブルで、機能も十分のため、まだまだこちらを選ぶご家庭も少なくありません。

注目したいのは、学年に合わせた漢字の変換機能。習っている漢字と習っていない漢字を識別し、習っている漢字を使った予測変換を表示してくれるので、子どもでもスムーズに文字が入力できるのだとか。

鬼滅の刃・すみっコぐらしなど、子どもが愛着を持って使えるようなケースが発売されているのも要注目です。

H2 au(エーユー)マモリーノ6

[画像:au mamorino6]

auのキッズ携帯最新機種が、こちらのマモリーノ6です。auのキッズ携帯は、セコムと連動していて、子どもからのSOSに、保護者とセコムの両面から対応できるようになっているのが魅力の一つ。いざと言う時に、保護者だけではパニックになってしまいそうだから…と、セコムと契約できることがキッズ携帯選びの決め手になったというママ友もいました。

 画面が傷つきにくいよう、縁が画面より高く設計されていたり、ボディに傷がついても、傷が目立たない仕様になっているなど、端末をキレイに長く使えるような工夫があるのも嬉しいですね。

SoftBank(ソフトバンク)キッズフォン3 & キャラクター版

 キッズフォン3

[画像:SoftBank キッズフォン3]

他のキャリアのキッズ携帯よりも、少し画面が大きく、バッテリー持ちもいい、SoftBankのキッズフォン3。取り立てて変わった機能があるわけではないですが、端末そのもののスペックだけで見ると、一番優れている機種なのかな、という印象です。

カラーバリエーションは、ホワイト、ミント、ブルーの3色で、どれも子どもが心惹かれるメタリックカラー。

[画像:SoftBank すみっコぐらし キッズフォン3]

また、すみっコぐらしやドラえもんといったキャラクターデザインの端末が発売されていて、防犯ブザーの取っ手やお出かけ用のショルダーストラップまでかわいらしいデザインになっています。デジタルおもちゃのような見た目で、子どもも楽しんで使ってくれそうですね。

UQモバイルやワイモバイルなど格安キャリアからは販売なし

ここまで、大手三大キャリアのスマホをご紹介してまいりましたが、キッズ携帯の販売元は基本的にはこの三つのみになっています。格安SImキャリアなど、その他の キャリアからは「キッズ携帯」としての端末は販売されていません。

弊社のHamic MIELSなどの子ども向けスマホ端末や、一般のスマホをキッズ携帯のように機能を制限して使わせることもできますが、キッズ携帯よりはできることが増えるため、どうしても月々の利用料がやや高くなってしまいます。

通信料金など比較

ここまで、端末そのもののことをそれぞれご紹介しましたが、ここからはキャリアごとに通信料金などの費用を表で比較してみます!

※キャリアによっては、端末ごとに価格が違う項目もありますが、表では最新機種で比較しています。また(+税)表記がない価格は全て税込み価格です。

docomo au  SoftBank
端末代金 22,000円 22,000円 20,880円
通信プラン月額料金 550円

660円

au payカードで支払わない場合は847円(+税)

539円
見守りサービス料金

イマドコサーチ

220円

安心ナビ

330円

(スマートパス会員は無料)

位置ナビ

220円

(各種セキュリティパック等加入で無料)

通話料

家族内通話無料

家族以外は30秒あたり22円

家族内通話無料

家族以外は30秒あたり22円

家族内通話無料

5分以内無料

5分以上かつ家族以外は30秒あたり22円

その他

オプション例

smartあんしん補償

330円/月

ケータイお探しサービス

55円/月

故障紛失サポート

418円/月

セコムかけつけ料金

5,000円/回

あんしん保証パック

550円/月

セキュリティパック

550円/月

費用の面から見ると、端末費用、通信プラン料金共にSoftBankのキッズフォンが最も安いという結果でした。通話料は、家族以外でも5分以内なら無料とのことですが、アドレス帳登録人数が限られていて、登録外へは電話がかけれない場合も多いキッズ携帯の特性上、家族以外に電話をかけることはそう多くないため、実質的には三社それほど変わらないのかな、という印象です。

auは、マモリーノ6とそれ以外の機種で通信プランの料金が異なるようです。他のキャリアでも、機種ごとにオプション加入費用が違う物もあるので、各種オプションをつける予定で検討されているのであれば、細かい金額はショップ等で問い合わせてみる方が確実かもしれません。

個人的には、「このオプションに加入するとこれが安くなりますよ!」「これを適用すると実質〇円に」というようなプランだと、後からキャリア側でプランや加入条件が変わった時にわかりにくいため、プランが比較的シンプルなdocomoに好感を感じました(笑)。

GPSなど防犯機能比較

子どもの安全のために、見逃せないのが防犯に関する機能です。キッズ携帯なので、防犯ブザーやGPS機能があるのは当然のこととして、その他の部分での特徴を比較してみました。

docomo  au SoftBank
定時通知
定点通知 自宅のみ

紛失時 ケータイお探しサービス加入で位置捜索。遠隔初期化や遠隔ロックも。 故障紛失サポートやスマートパス加入で自宅PC or お客様センターから位置捜索。

セキュリティパック加入で捜索サービスあり。

その他

発信・位置情報連動ブザー

電池残量通知あり

ちょこっと通知

GPS・カメラ連動防犯ブザー

電池残量通知あり

ココセコム

位置情報・撮影機能付き防犯ブザー

1週間充電不要の大容量バッテリー

タッチでメール(別途有料)

※内容補足※

定時通知→毎日決まった時間に子どもがどこにいるかを教えてくれる機能。
定点通知→学校や習い事など指定した場所に発着したら教えてくれる機能。
ちょこっと通知→キッズ携帯側からの簡単な操作で、自分の位置情報を保護者に通知できる機能。ブザーとは違い、周囲にバレずに送信できる。
タッチでメール→月額550円。交通系ICカードを使ったら保護者に通知が来る機能。

各社基本的な防犯性能は同様で、それぞれにオリジナルの性能をプラスしていることがわかりました。電車やバスをよく利用する子なら、タッチでメールが使えるSoftBank、というように、お子さんの生活環境などと照らし合わせると、キッズ携帯選びの決め手になってきそうですね。

2024年のキッズ携帯はどうなる?

3G回線が順次終了

[画像引用:SoftBank 3Gサービス終了のご案内

SoftBankは2024年1月31日で3Gサービスの終了を発表しました。キッズ携帯でも、上の子のお下がりや、中古端末などで3G端末を利用している場合、2月1日以降使えなくなる場合があります。docomoやauの方でも、これから順次3Gサービスが終了していく予定になっているので、該当する端末を使われている方は、キャンペーンなどでなるべく早く機種変更をした方がいいかもしれません。

親が格安SIMキャリアでも使いやすくなる?

2023年6月に、docomoでは親がahamo・irumoでもdocomoキッズ携帯の位置情報を使いやすくするための新サービスを開始しました。comottoというアプリを介してイマドコサーチの機能を利用することができるサービスで、これにより、親がdocomoではなくても(ahamoとirumo限定ではありますが。)子どもがdocomoのキッズ携帯を使えるようになったことになります。

格安SIMキャリアのユーザーは、どんどん増えているので、今後、親子が同キャリアではなくても安心して子どもにキッズ携帯を持たせられるような仕組みが拡大していくことが予想されています。

終わりに

キッズ携帯の購入を検討されているおうちの方に向けて、現在発売されている端末や、キャリアごとの比較表をご紹介しました。

子どもの安全を守るために持たせる端末なので、機能性やデザインの面など、どこをとっても、子を思う親の気持ちに寄り添う工夫がされていて、「そうそう!こんな機能欲しかった!」と、いちいち感動しながら執筆しました。写真が撮れたり、メッセージでスタンプが送れたりと、知らない間にキッズ携帯もどんどん進化しているんですね…。今後も引き続き調査に勤しみたいと思います!

この記事が、皆さんのベストなキッズ携帯選びのお力になれていたら幸いです。

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