【体験談あり】不登校の原因って?学校に行くのが辛い子に、親としてできること

こんにちは。

この記事は、小6男子・小4女子・小2女子・1歳男子の4人の子供を育てる現役ママライターが執筆しています!

筆者の住む地域ではあっという間に桜の見ごろが終わってしまい、さみしく感じています。

ちょうどこの時期、入学や進級で子供の周りの環境もガラッと変わることが多いですよね。

きっと親としては、新しい環境になるべく早く慣れて欲しい、と考えるパパさんママさんが多いのではないでしょうか?

ただ、実際に通ってみると、学校の雰囲気が合わなかったり、心無い言葉に傷ついたりと、次第に学校に行きづらくなる子供も出てくる場合もあるようです。

どうしても今の親世代の私たちからすると、不登校というのはネガティブなイメージを持ちがちかもしれません。

ちなみに、年間30日以上欠席することが文部科学省による不登校の定義として定められているそうです。

もし仮に子供が学校に行きたくないと言い出した時、どんな言葉をかけますか?

接し方ひとつで親子の信頼関係にも影響を及ぼす、繊細なテーマだと思います。

ただ、事前に『もしかしたらこういうこともあるかも』という心構えをしておくことで、いざという時に、焦らずに対応できるかもしれません。

今回の記事では、そんな不登校について調べてまとめてみました。

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学生に多い不登校の原因ランキング

文部科学省による不登校児童生徒の実態調査結果によると、

1位 先生のこと 30

2位 身体の不調 27

3位 生活リズムの乱れ 26

   友達のこと 26

という結果になっています。(複数回答)

【出典: 令和2年度不登校児童生徒の実態調査

上記のランキングを見ると、子供が不登校になる原因は必ずしも一つではないことがわかります。

実は、筆者も小学校の頃に不登校気味で、約3か月間学校に行けない期間があったのですが、今思い返してみると明確な原因はなく、ただ当時の担任の先生がとにかく怖くて、お友達も作れず、1度嫌と思ったらすべてが嫌になってしまい、気付いたら行けなくなっていたという感じだったように思います。

子供が不登校になったら、気を付けること

生活リズムの乱れ

学校に行かなくなることで、生活リズムも乱れやすくなる傾向にあるようです。

特に現代では、夫婦共働き世帯が増えていることもあり、日中に保護者が家にいないパターンも多く、子供が一人で過ごす時間が増えるご家庭も多いと思いのではないでしょうか?

時間を持て余してしまうと、子供にとっては魅力的なゲームや動画・テレビを見て時間をつぶすようになり、生活にメリハリがないと1日も長く感じると思います。

例えば、『家にいる間にやっておいてほしいことリスト』を作って家事の役割を与えてみてはいかがでしょうか?

ゲームのクエストをクリアするように、出来たところはたくさん褒めて、難しかったことは改めて親子で話し合って改善していけば、親子の絆も強くなるような気がします。

登校することを強制しない

これは、実は筆者が数年前息子にしてしまった失敗談です。

小学2年生になった時になかなかクラスに馴染めず、毎朝登校時に泣いていた長男に対し、自分の仕事の出勤時間や下の子の登園時間も迫っていたため焦って、つい「いい加減にしなさい!」「みんな行ってるんだからわがまま言わないで!」と強く怒ってしまいました。

すると、長男は更に強く泣き叫び、周りにも白い目で見られ、結局仕事にも保育園にもなかなか行けずまさに悪循環。

筆者の心の余裕の無さが息子にも伝わっていたんだと思います。

もちろん、ご家庭ごとに様々な事情はあると思います。

学校に行ってくれないと困ることもありますよね。

ただ、行きたくないと言っている子供に対し、学校に行くことを強制するのは逆効果であることを筆者も身をもって経験しました。

後日、筆者自身も反省し、同じことがあった時には「行きたくないなら行かなくていいよ~」「でもママ、お仕事あるから〇〇時までお留守番できる?」「〇〇〇が休むならママも休んじゃおっかな~」と余裕をもって接するよう意識していました。

するといつの間にか、行きたくないと言わなくなっていました。

あくまでも筆者が経験した一つの例ですので、同じく接したとしても同じ結果になるとは限りませんが、親の余裕の無さは子供にもしっかりと伝わるので、たとえ嘘でも余裕を持って接する事や、強制しない事が大切だと感じました。

不登校の子供に、親としてできること

スクールカウンセラーへ相談してみる

文部科学省のHPによると、

スクールカウンセラーの業務は、児童生徒に対する相談のほか、保護者及び教職員に対する相談、教職員等への研修、事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケアなど、ますます多岐にわたっており、学校の教育相談体制に大きな役割を果たしている

とあります。(引用:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/066/gaiyou/attach/1369846

実際に、学校でもスクールカウンセラーの来校日や相談予約を受け付けていることがあるので、そういった第三者を頼る機会を利用すると良いと思います。

大人でも、家族に言いずらい愚痴や相談をほかの人に聞いてもらうことや、SNS上で吐き出すこともあるかと思います。

それはきっと子供にとっても同じだと思うので、なかなか親に気持ちを吐き出せない子には、家族以外の人に話や自分の気持ちを聞いてもらうことがとても有効なのではないでしょうか?

親子のコミュニケーションを増やす

大人にとっても、子供にとっても、家に自分の場所があることや絶対的に信頼できる家族がいる安心感は何にも代えられない強い自信につながると思います。

子供が困ったときには、1番の相談相手になりたい・絶対に何とかして解決してあげたいと思っている親御さんは少なくないのではないでしょうか?

その子供への愛情を、ストレートに言葉にして贈ることも重要だと感じます。

そのためには、やはりなるべく多くの時間を使って親子でコミュニケーションを取ることが必要ですよね。

今日は何してたの?という些細な会話や、子供の好きなアニメや映画を一緒に見たり、たまには一緒に出掛けたりと、同じ時間を過ごすことは大切だと思います。

否定的な言葉をかけない

上記にも記したように、筆者自身も不登校気味な時期がありました。

筆者が行きたくないと大泣きしている中、いつもその行きたくない気持ちを受け入れてくれていた母には今でも感謝しています。

(もちろんランドセルを林にぶん投げて逃走したり、誰にも言わず学校から勝手に帰ってきたりとやりたい放題だった時にはきちんと叱られましたが。)

また、当時の私を無理に教室に入れることはせず、一緒に校庭のごみ拾いをさせてくれたり、特別に校長室で勉強をさせてくれたりと、当時の先生方も幼い筆者の気持ちを否定せずに温かく見守ってくれていました。

その対応がとてもありがたい物だったと、大人になった今では強く感じています。

きっと、否定的な言葉をかけられるのが好きな人は少ないですよね。それは子供もきっと同じです。

ましてや悩みを抱えている子ならなおさらですよね。

ただ、筆者自身、頭ではわかっていても、ついついカッとなって子供に否定的な言葉をかけてしまい、後から反省することがよくあります。

間違ったことに対してはしっかり注意する必要がありますが、声かけ自体は否定的な言葉ではなく、なるべくポジティブに声掛けしていけるように心がけていこうと思っています。 

さいごに

いかがでしたか?

不登校というとてもデリケートな問題ではありますが、学校に重きを置きすぎず、親にとっても子供にとっても学校だけが全てではない!と感じられる事は、大きな安心材料になるのではないでしょうか。

子供のありのままの気持ちを受け入れ、支え合う事で、親子の気持ちも楽になると思います。

新年度が始まり、新しい生活に不安を抱える親子の皆さんにとって、今回の記事が、少しでも笑顔で過ごせるきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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