皆さん、こんにちは。小学生姉妹と0歳ベビーを絶賛子育て中の、はみっく編集部ライターです。
先日、来年度に1年生になるお子さんを持つママ友から、こんな相談を受けました。「年が明けたらいきなり入学が間近に感じて、そろそろキッズ携帯を考え始めたんだけど、携帯ショップではスマホを薦められた…」「入学していきなりスマホって、今どきの小学生は普通なの?!」未就学児ママからすると、最近の小学生の「オーソドックス」がわからないため、戸惑っているようでした。
そんなわけで、本記事では、現役小学生ママの筆者が、イマドキ小学生のスマホ事情を赤裸々リポート!データや独自のリサーチも交えてご紹介していきたいと思います。
関連記事▽ |
半数以上が小学生のうちにスマホ購入!
まず知っておきたいのが、「本当に小学生はスマホを持っているの?」という疑問の答えです。モバイル社会研究所が、2018年から2023年までのキッズ携帯・スマホの所持率を調べた調査(【子ども】小中学生のスマホ所有率上昇 調査開始から初めて小学校 …)によると、小学6年生でスマホを利用している子が、全体の約65%。年代による推移を見てみても、2018年から2023年まででずいぶん所持率がアップしていることがわかります。
低学年でもキッズ携帯よりスマホ
注意して見てみると、一時期は所持率の高かったキッズ携帯が、2023年時点ではスマホ以下の所持率に落ちていることがわかります。ママたちの間では「小学生になったらキッズ携帯!」というイメージは今も根強く残っているものの、実際にはキッズ携帯よりもスマホを利用している子の方が多い、ということなんですね。キッズ携帯を買いに携帯電話キャリアのショップに行ったら、スマホを薦められた、という話は私の周りでもよく耳にします。そういったキャリア側からのおすすめで、スマホを使い始める低学年のお子さんもおられるのかもしれません。
キッズ携帯を使う小学生は体感的にも減っている
現在小学5年の長女が低学年の頃、友達にはキッズ携帯を使っている子も多かったですが、現在小学2年の次女の周りには、キッズ携帯を使っている子は数えるほどしかいません。スマホ料金が下がって、キッズ携帯との価格差が小さくなってきていることや、GPSなどの子ども用端末のバリエーションが増えたことが要因なのかもしれません。ちなみに、長女の周りで言うと、キッズ携帯を持っている子はすでにほぼ見当たらず、半数以上がスマホを利用している状況です。住んでいる地域や、男女差もありそうですが、私の体感としても、キッズ携帯を使っている子は減って、スマホを使っている子が増えている印象です。
「キッズ携帯代わりにスマホ」は成り立つ?→工夫すれば可能!
キッズ携帯を使っている子が減って、スマホを使っている子が増えている、ということは、キッズ携帯代わりにスマホを使っている子も増えているのではないかと想像できます。「スマホは余計な機能が付いていて、子どもが使うのには心配…。」というパパママのために、スマホをキッズ携帯代わりに使うための方法を挙げてみました!
iPhoneならアシスティブアクセス機能を
パパママのお下がりでiPhoneを使っている、という子は、娘の周りにも多くいます。iPhoneは「アシスティブアクセス」という設定で、機能を大幅に制限して、キッズ携帯のように使えるのをご存知ですか?端末で使えるのは電話とメッセージなど必要なもののみにして、スクリーンタイム設定で、親の端末からキッズの端末のGPSを見られるようにすれば、完璧にキッズ携帯化することができます。スクリーンタイムは、親子揃ってiPhoneである必要があるので、パパママがiPhoneではないのであれば、次にご紹介する「ファミリーリンク」を使いましょう。
AndroidならGoogleファミリーリンクを
Androidスマホを使うのであれば、Googleファミリーリンクがおすすめです。アプリのインストールを制限しておけば、子どもが不要なアプリを増やしてしまうこともないですし、動画アプリなど、特定のアプリを使用禁止に設定しておくこともできます。「キッズ携帯化させる」というよりは、スマホの利用を制限する、というイメージなので、年齢に応じて使えるアプリや機能を増やしていくなどの工夫がしやすいのもいいですね。利用時間制限やフィルタリングとしても利用できます。
キッズ向け設定ができるスマホもある
[写真引用:Y!mobile「ワイモバかららくらくスマートフォン登場!」]
スマホによってはジュニアモードが設定できる端末もあります。機能を制限して使えるようにするものや、端末の設定でフィルタリングができるものなどもあり、スマホを生産するメーカーによって使い勝手やジュニアモードの有無が異なるようです。子どもだけでなく、高齢者にも使いやすいようデザインされたスマホも、使い勝手としてはキッズ携帯と似ていますよ!
入学準備でスマホを買ったら…注意点とアドバイス
新一年生になるお子さんがおられるおうちは、入学前に練習をしておいて、入学後にはスムーズに使い始められるようにしたい、と考えておられるのではないかと思います。入学準備として、スマホを使い始めるにあたって注意しておきたいポイントを三つだけご紹介します!
ルール作りは始めが肝心!
スマホを使い始める時に、一番大切なのが、ルールを決めておくこと。私の経験上、ルールを決めずになんとなくで使い始めてしまうと、好き放題に使うのに慣れてしまうため、その後にルールを決めても、反発されたり守ってくれない場合がでてきます。その上で、使い始めてからも、利用状況の応じて随時ルールの見直しをしていきましょう!「夜の8時以降は使わない」「家に帰ってきたらリビングでしか使わない」といった、使いすぎを防ぐルールは、子どもが一番反発したくなる部分なので、決める際には子どもと話し合って、双方で納得して決められるといいかもしれません。
電波が弱いところをチェック!スマホを持って通学路を歩いてみよう
登下校のルートに慣れるまでの間で、迷子になってしまう新一年生の子は少なくありません。(下校の見守り中、泣きべそをかいている一年生をおうちに送り届けた経験は1度や2度では済まないほどです。)そんな時、お家に電話をかけようと思ったら、電波が弱くてかからない…となると、お子さんもきっと焦ってしまいますよね。入学前には、通学路の確認がてら、スマホを持って電波チェックをして、「ここは電波が弱いけどこっちに行ったら入りやすくなる」という場所を見つけておくと安心です。
学校でのルールを確認しておこう
スマホやキッズ携帯の持ち込みに関するルールは、学校ごとに大きく異なっています。うちの娘たちの小学校では、持ち込みの際に書類を提出(学校でもし端末が破損したりしても責任は取れませんよ、などの誓約書でした)を提出した上で、学校ではランドセルの中から出さないことを条件に、持ち込みが許可されるシステムです。いまだに持ち込みを一切禁止している学校も存在しているようなので、入学前に、学校でのルールを電話などで確認しておくようにしましょう。
「いきなりスマホ」は心配ならHamicMIELSがおすすめ
キッズ携帯ユーザーが少なくなって、スマホを使う子も増えている、とはいえ、うちの子にスマホはまだ早いんじゃ…というおうちには、子ども向けのファーストスマホ「HamicMIELS」がおすすめです。
スマホ同様、アプリがインストールでき、見守り機能も充実しているので、低学年のお子さんでも安心して使うことができます。ギガスクール構想の影響から、小学校では一人に一台タブレットが配られ、授業や宿題で使うようになっている現代。ネットとの付き合いを避けるのではなく、うまく付き合っていけるよう、サポートしてあげるのも一つの手かもしれません。
まとめ:小学生からスマホは決して早くない!安全に使える方法を家族で考えよう
三児の母として、私自身も元々は「小学生でスマホは早いでしょ!」と感じていたタイプなのですが、小学生の中でのスマホの普及率を目の当たりにし、時代は変わったんだな…と自分を納得させて受け入れました(笑)。持たせない、という選択をするのももちろんご家庭の方針の一つなので、そういうご家庭もあっていいと感じていますが、それが、小学生にスマホを持たせるのは早い!というイメージからの理由なのであれば、「今は小学生でもスマホを持つ時代になってきている」ことを念頭に置いて、再検討してみてもいいのかな、と思います。
使ってみようかな?というおうちは、安全に使える方法を家族で話し合ってみて下さいね。