
みなさん、こんにちは!Hamic編集部のあもです。
この記事を読んでいるあなたは、キッズ携帯って操作も簡単で機能もシンプルだから高齢者でも使い易いのでは?と思われているのではないでしょうか?
そこでこの記事では、キッズ携帯はご高齢の方の利用にも向いているのかどうかについて解説していきます。
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▽この記事で分かること
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キッズ携帯の特徴
子どもに最低限必要な機能に限定している
キッズ携帯として設計されている端末なので、当然ながら小学生くらいのお子さんに合わせた機能は使えるようになってはいますが、逆に言えばそれ以上の機能はないということです。
主な機能は電話とメール、GPSによる位置情報検索、防犯ブザーと極々シンプルです。
子どもの安全のために持たせたいと考える一方で、娯楽目的の利用や不透明な繋がりや付き合いは避けたいというニーズには合っている端末です。
子どもには十分と考えられますが、成人の利用において事足りる性能・仕様なのかは、そのユーザーの利用範囲によるところが大きいです。
保護者の管理下で使う設計になっている
キッズ携帯は、110番などの緊急通報以外は電話帳に登録した人にしか連絡ができず、更に登録できる人数も限られています。
また、電話帳に登録する際は保護者の方で処理が必要です。
これらは保護者が認知していない人とむやみに連絡が取れないようにすることを目的とした仕様です。
また、キャリアによってはキッズ携帯のメールにはショートメール(SMS)を利用しているため、1度の送信で送れる最大文字数が少なかったり写真などのファイルを送受信できないという不便さもあります。
その他、簡単に使える機能であるにも関わらず使えないのがカメラ機能です。
機種によってはカメラが付いていないため、ちょっと記録を残したいという時に不便な場面もあるかもしれません。
キッズ携帯は子どもじゃなくても使えるのか
専用プランの契約には年齢制限がある
キャリアにもよりますが、基本的にキッズ携帯利用を前提としたプランの新規契約は12歳までのお子さんに限定されていることが多いため、それ以上の年齢の方が新規で利用したい場合は各キャリアの店頭窓口で契約可能なプランを提案してもらう形になります。
キッズ携帯の端末自体を利用するのに年齢制限はありませんが、通常契約するプランが適用できないので、まずは契約を検討しているキャリアに相談してみましょう。
用途や目的に本当に合うかどうかで判断する
ご自身で複数の友人・知人等と連絡を取り合ったり、お店等に電話をすることがある成人の方の利用には耐えないのではないかと思われます。
現状、キッズ携帯はインターネットが使えないので、検索やホームページの閲覧などをはじめとしたネット上のサービスも一切使えません。
少なくともご自身でアクティブに行動できる方であれば、スマホやフィーチャーフォン(ガラケー)の基本的な使い方を頑張って習得した方が不便がないですし便利な体験の幅が広がるはずです。
例えば、身体に不自由がある方や認知症の方を見守る目的で持たせたいという場合など、ご家族に明確な目的があるのであれば検討する価値はあるかもしれません。
上記の理由がなく、単に操作が簡単でシンプルな端末が良いという理由で検討するのであれば、キッズ携帯特有の「できないこと」や「保護者ありきの利用制限」に着目し普段の利用において事足りるのかどうかよく検討してください。
まとめ
キッズ携帯は確かに操作が簡単で高齢の方にも使いやすそうな感じはしますが、成人が使うには不便な点が複数あります。
利用キャリアに契約できるプランがあれば子ども以外でも使えなくはないと考えられますが、用途・目的に合うパターンというのは極々限られそうです。
本当にキッズ携帯で十分に必要な用事を済ませられるのか、利用シーンをよくシミュレーションし検討してください。